89話 トイレ内 ページ4
梶塚さんのマンションに着き僕達は部屋の前まで送った
梶塚「もうこの辺で結構ですよ…
誰も待ち伏せていないのはわかりましたし…」
小五郎「そ、そうですな…」
A「…ええ」
さあ、一芝居の始まりだね
コナン「あ…あーーーーー!トイレに行くの忘れてたァ!もれちゃうよォ!」
A「さ、さすが」
安室「何がだ?」
A「いやー、少年って凄いな」
安室「言ってる事が分からん」
コナン君の演技は有希子さんの受け売りかな
などと考えていると梶塚さんはドアを開けた
コ・A(この臭い…まさか…)
鼻がもげるような臭いに僕とコナン君は顔をしかめた
これは…
A「すみません、僕もお手洗い借りても…」
梶塚「えぇ…もしかして?」
A「はい、そのもしかしてです」
梶塚「じゃあ、早く入って下さい」
A「どうも!」
コナン君が駆け出した後に続いて家に上がった
これで少しは時間を稼げるな…
トイレ前に行き、コナン君のトイレを待つ
トイレに入ったコナン君にまだダメだとノックで教える
安室や毛利さん達もトイレに行きたいと言って家に上がった
安室、お前は無理矢理入るには手段を選ばないのか←人の事言えない
4人がリビングに向かったのを確認して一回ノックをするとコナン君が出てきた
A「僕はここに残って情報を集める」
コナン「うん、お願いね」
しばらくしてから梶塚さんがリビングから出てきてブーツを履き外に出た
コナン「どこに行くの?お姉さん…」
梶塚「お、お茶っ葉が切れたからコンビ二に買いに…」
コナン「だったらボクもついて行くー!蘭姉ちゃんも呼ぼっか?」
梶塚「あ、大丈夫!
2人で行こ!」
A「…………」
頼んだぞ、新一君
ーーーーー
ーーー
ー
コナン君と梶塚さんが出て行ってから10分経った
僕はというとトイレでパソコンを開いていた
情報を集めるにしても、何から調べればよく分からないので10分間ずっとこの状態だ
コンコン!
A「(ビクッ!」
ドアが大きめにノックされて肩が大きく跳ねた
バレたらまずいのですぐにパソコンをしまって、ドアを開けると安室が立っていた
A「どうした?」
安室「悪いが、スマホの音楽を最大音量にしてくれないか?」
A「え?」
安室「盗聴器を探るんだ」
A「ほぉ…?お前はそれだけの事で僕のトイレを邪魔したのか」
安室「トイレしてないだろ」
バレるの早くないか?
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年5月24日 21時