101話 安室の悩み ページ16
マネージャー達の自己紹介も終わり楽しく談笑をしていると安室が歩いてきた
安室「A、そろそろ戻りませんか?
新郎新婦の入場がそろそろ始まるそうですから」
A「えーー…わかったよ
みんな、これからもサッカー頑張ってね?」
「「はい!」」
ビシッと気をつけしている日本代表のみんなを見てAはクスリと笑った
緊張しすぎているのか、宇都宮はダラダラと汗を流している
それとは裏腹に綱海はバクバクと料理にがっついていた
安室も「失礼」と声をかけるとマネージャー達がキャー!と声を出したのでAはヒクヒクと顔を引きつらせた
A「相変わらずハニトラ的なの仕掛けるなよ
相手は中学生だぞ?」
安室「別にいいじゃないか、減るもんじゃない」
A「うん、帰りにしばこう」
安室に連れられAはコナン達と合流して新郎新婦の入場を待った
しばらくすると新郎新婦の入場が始まり綺麗なドレスに身を包んだ新婦と照れ臭そうに頭をかいている新郎にAは微笑ましいと思っていた
安室(俺も……)
ボーッと新郎新婦を見ている安室はいつかAと…と考えていると、ハッと気づいた
安室(何故、こんな奴と?)
チラリとAを見るとAは無表情から微笑んでいるので、安室はパッと目をそらした
無気力で仕事をしてないと思えばいつの間にか終わっている仕事人間である彼女に安室は相棒としか思っていない
それなのに、何故Aと…などと考えてしまったのか、探偵であり公安である彼にとっては是が非でも解かねばと思い顎をに手を置き必死に考え込んだ
A(何やってんだ?)
そんな安室の様子を見たAは呆れて見ていた
新郎新婦の紹介、スピーチ、乾杯などが終わり、会場は歓談の時間となった
小五郎はビールを飲んでいると、背後から「毛利さん」と声をかけられた
新婦の兄である白鳥警部だ
小五郎「よぉ、おめでとう!」
A「おめでとう、白鳥警部」
白鳥「ありがとうございます」
白鳥は軽く会釈すると、隣にいた男を手で示した
白鳥「あの、ご紹介します
私の主治医で米花薬師野病院・心療科の風戸先生です」
風戸「風戸です、よろしく」
ピンクのシャツに赤いネクタイを着こなした風戸京介(36)は、左目下のホクロが印象的な男だった
小五郎「毛利です」
風戸と握手した小五郎は後ろに立つ家族を紹介した
小五郎「妻の英理に娘の蘭、そして、居候のコナンです」
コナン(居候はやめろって)
コナンは思わずムッと顔をしかめた
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年5月24日 21時