99話 披露宴会場 ページ14
話し方変わるかもしれません
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米花サンプラザホテル____
吹き抜けた豪華なシャンデリアが輝くメインロビーに、コナン、小五郎、蘭、園子、そしてAと安室がいた
A「えーっと、晴月光太郎様 白鳥沙羅様 結婚を祝う会 15階 鳳凰の間」
安室「しかし、綺麗ですね」
A「どこぞの色黒がいなかったらもっと輝いて見えたんじゃないかな」
安室「褒めないでくださいよー」
A「お前の耳はどうなってんだよ!」
とぼける安室にAはすかさず突っ込んでしまった
フロントの隣の掲示板を見て小五郎は「しかし何だな」とぼやいた
小五郎「白鳥の妹も間が悪いっていうか、何もこんな時に結婚披露パーティーをしなくたって……」
安室「仕方ありませんよ
1ヶ月前から決まってたんですし、事件が起きたのは彼女のせいじゃないですからね」
エレベーターに向かいながら安室が言うと、コナンも続いた
コナン「それに結婚披露パーティーじゃなくて結婚を祝う会だし
主催者は新郎新婦の友達だよ」
小五郎「わかぁーってるよ!」
小五郎はコナンにしかめ面を向けると、エレベーターに乗り込んだ
A「(クス」
コナンの名演技に毎度驚かされるAは苦労人だといつも思ってしまう
そんなAの様子を見た安室は安心したのかフッと微笑んだ
園子「ねぇ、新郎の晴月さんってどんな人?」
蘭「画家だって言ってたわ」
小五郎「頭に『売れない』が付くな」
園子「売れない画家かぁ、こりゃ友人関係の男はあんまり期待できないなぁ」
本気で残念がっている園子を見て、コナンとAはハハ……と苦笑いした
15階に着くと『晴月家』『白鳥家』に分かれた受付があった
小五郎が『白鳥家』の芳名帳に名前を記録していると、
「相変わらずぶっきらぼうな字ねぇ」
と、背後から声がした
振り返ると、小五郎の別居中の妻・妃英理が立っていた
蘭「お母さん!」
A(うわっ…美人…)
小五郎「お前も呼ばれたのか」
英理「ええ、沙羅さんは弁護士の卵だから、その関係でね」
英理はそう言うと、芳名帳に名前を記帳した
その美しい字を見て、園子は「わぁ、オバサマ達筆!」と感嘆する
コナン(……ったく、夫婦で別々に記帳するなよな)
コナンは心の中で突っ込んだ
Aも記帳するべく英理からペンを受け取り綺麗に記帳した
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年5月24日 21時