97話 ドレス選びへ ページ12
A「わかった、情報が入り次第兄さんに連絡するけど、情報が入るかわからない」
凛夜『わかってるよ、あー、そうそう!』
A「?」
凛夜『白鳥が言ってたんだけど、日本代表の選手が来るんだと』
A「あの中学生の?サッカーの?」
凛夜『そーそー、優勝したからってー
サイン貰ってくる
お前誰か欲しいって子いる?』
A「…キャプテンの子と豪炎寺君と鬼道君と吹雪君とヒロト君と立向居君と風丸君」
凛夜『お、多い…まあ貰っておくよ』
電話を切って僕はルンルンになりながら帰った
ーーーーー
ーーー
ー
蘭「あ、Aさん!」
A「やあ」
蘭ちゃんと園子ちゃんと一緒にパーティーに着て行くドレスを選びに行く事になった
もちろん、僕はスーツを着る予定だ
園子「Aさんはどんなのがいいですか?」
A「僕の場合ドレスを着ないからなー」
「「え!?」」
顎に手を置き思い出すように言ってみると2人は驚いている
蘭「なんでですか!?」
園子「美人なのに!」
A「美人は否定するね?
まあ、単にドレスが嫌いなんだよ
ヒラヒラしてたら、蹴りとか繰り出せないし走りにくいだろ?」
蘭「なんで蹴りが…」
A「僕は結構襲われる立場なんだ
この間だって、背後を取られて反応できなかった
だから常に緊張感を崩さない為にもスーツを着る事にしたんだ」
蘭「あ、この間の写真ですか?」
A「うん、そんなとこ」
園子ちゃんはえ?何が??といった顔でこちらを見ていた
園子ちゃんに僕達宛に送られてきた写真を見せると青ざめていた
園子「気持ち悪ー!
なんなのよ、プライバシーのひったくれもないじゃない!」
蘭「本当に心当たりないんですか?
狙われる事」
A「……………」
『かわいそうに…』
『だが、こいつらには生贄になって貰おう』
『生贄が逃げたぞ!』
『ひっ捕らえろ!』
A「…無いって言えば嘘になるしあるって言えばありすぎてわからないね」
はははと笑ってみせると2人は眉を下げて心配してくれた
A「僕はね、昔母さんと父さんを殺されたんだ
それで、親戚の人達が僕達をどうするか相談していた時に、僕達はキレてそのまま親戚の人達を睨んで逃げたんだ
それからずっと孤児院で過ごしていた
そんな時、僕達が東京に上京してきて2年前ぐらいに
ある儀式をするための生贄になって貰おうってなんったんだ
親戚の人達は僕達を捕まえて生贄にしようとしたんだ」
「「!?」」
83人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年5月24日 21時