無気力女は公安のエース…？3 (ページ11)

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96話墓参りページ11

それから高木と佐藤が来て伊達ちゃんの墓参りをしていた

降谷はスマホを取り出して伊達ちゃんからのメールを見つめた

内容は至って伊達ちゃんらしい内容

『お前とAどこで何やってんだ？
たまには連絡しろよな！

伊達』

伊達ちゃんらしい内容だ
そのメールは僕にも来ていて中々消せなかった
伊達ちゃんとはほぼ電話ばかりだったからメールのやり取りなんか少なかったから

降谷(静かに…眠れ…友よ…)

ピッとメールを削除するボタンを押して降谷は伊達ちゃんとお別れした
それから警察庁に戻って、無気力で仕事に取り掛かった

風見「煤城さん」

A「なんだ？」

ふぁ…と大きなあくびをして風見からの資料を受け取った

風見「披露宴、楽しんできてくださいね」

A「言われなくても楽しむさ」

それが大きな事件の始まりだったなんて僕は知らなかった

ーーーーー
ーーー
ー

A「んーー！終わったー」

グデっと倒れ込んでデスクに顔を埋めた
ひんやりしていて気持ちいい…

「お疲れ」

A「降谷」

コトリとアイスティーの入ったカップをデスクに置かれて僕はありがたく飲む事にした

A「蘭ちゃんに誘われた件、本気でいくのか？」

降谷「当たり前だろ？」

A「そうか…」

降谷「俺と行くのは嫌なのか？」

A「嫌じゃない、でも…嫌な予感がする」

降谷「？」

胸のあたりを押さえて僕は俯いた
僕の嫌な予感は必ず当たるんだ
もしかしたら…降谷が…

『！？』

A「っ！」

降谷「？大丈夫か？」

A「！あ、ああ」

いけないけない、縁起でもない事考えるな
カップに入ってあるアイスティーを飲み干して帰り支度を済ませシボレーに乗り込んだ

A「…………」

スマホを開けニュース画面にする
そこには『奈良沢治警部補が射殺』と、トップになっていた

A「しばらくは凛夜兄さん、家に帰って来ないな」

エンジンをかけアクセルを踏み込みシボレーを走らせた

ブーブー

A「はい」

『俺だ』

A「Aだけど、大丈夫？」

『そうなんだよー！なんなんだよ！』

A「わかったから叫ばないでくれないかな？
耳が痛いんだよね」

電話相手は凛夜兄さんだ
内容は奈良沢さんの事について

凛夜『あのコナン君、観察眼凄くて助かるよ
探偵団のメンバー点でバラバラだったからね』

A「当たり前だろ？僕の協力者なんだからね」

クスリと笑って情報を聞いた