4兄弟妹の妹と暗殺教室7 (ページ37)

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304話終盤ページ37

奥田「あっ…あそこです‼」

磯貝「こっちの陣形が筒抜けだと思ったら…やっぱ見てたか‼、…‼」

ザシュッッッ！

カノン「お疲れ様ね、三村」

三村「‼」

赤三村航輝死亡
カルマ(偵察で突出した三村を黒崎ちゃんが仕留め、逆に罠を張り直そうと広い腹を見せた原を…速水が狙い撃ち‼)

青原寿美鈴死亡
カルマ(生き残りは青、7人、赤9人となった

互いの戦力が半分を切り…そろそろ互いの旗を奪る戦略を考える頃だ
この状態になるのを読んで、最初から作戦を動かしてきた
片岡や竹林を始末したのは…青(てき)の選択肢を奪うためだ
その上で赤(こっち)の要に配置しておいたのが…)

イトナ「…チ、超高機動のドローンが作動不良だ、試運転はお預けか」

速水「ちゃんと護衛(まも)ってよ、イトナそんなの無くても頼りにしてんだから」

カルマ(自在に動ける移動砲台速水さんだ射程や命中は千葉より劣るけど、動体視力やバランス能力ははるかに上、こういう動きがある戦場こそ真骨頂だ)

磯貝(速水が厄介すぎる‼あの樹上を動き回って睨みを利かせているだけで…こっちは迂闊に近寄れない…サボさんとも合流したけど…反対側から攻めたとしても、寺坂達の強固な防衛戦を突破しなきゃならない上に…結局は旗のあたりでまた速水の射程に入る
敵の旗を奪いたければ…最優先で速水を殺るしかない‼)

敗者待機場

殺「…と、磯貝君は考えるのも、カルマ君の思惑通りでしょうねぇ…」

杉野「だけど、今の速水の強さは尋常じゃねェ、青チーム残り7人、ほぼ全員でかからなきゃ殺れねーぜ」

カルマ「速水さん、イトナ、そろそろそっちから大勢来るから、最低でも足止め、可能なら殲滅して…最優先でサボさんを殺ってもいいし、サボさんを逃しても別に問題ないから」

速水『…了解』

カルマは、赤チームに連絡をしていく
そろそろ終盤になるのだろう

カルマ『中村、銃撃戦が始まったら一気に勝負決めに行って、ルフィさんとエースさんはこっちであのスペシャリストを相手にするから』

中村「オッケ～、頼むぜ肉壁3人組」

寺坂「あァ⁉」

中村の言葉に寺坂がキレると、中村は先ほどのおちゃらけた顔から真剣な顔に変えた

中村「聞いて、敵が速水(りんか)と交戦する間は…反対サイドのこっちの防衛が手薄になる、そこで私は…あんた達を盾にして突入する」