探偵の妹はヒーローです2

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上鳴『ところで工藤、お前いつ帰れんの？』

『相澤先生から聞いたんでしょ？2週間は学校行けないって、これからもちょくちょくそう言うのあるから』

上鳴『マジか…『クソ髪‼勝手に話してんじゃねえ‼』わ、待っ、ちょー!?(BOOOOOOM』

『(派手にやったな…)』

正装に着替えながら電話を出ているAは、爆豪の個性に冷や汗をかいた

爆豪『クソ工藤‼早く帰って来いや‼今すぐだ‼』

『いや、無理だからね？』

轟『なんで無理なんだ？』

爆豪『ゴラァァァア‼クソ舐めプ‼スマホ返しやがれ‼』

『荒れてるなぁ、爆豪君』

切島と飯田に止められているのだろう
BOM BOMと爆破音が聞こえる

『うーん…今ちょっと事件でさ…帰って来るのは本当に体育祭当日とかかな…それまではみんなとは電話かなって感じ…ん？待てよ？なんで私の電話番号を爆豪君が知ってるの？』

轟『緑谷が教えてた』

『緑谷君…‼』

緑谷『あ、ダメだった!?』

わちゃわちゃと言い出す緑谷に『大丈夫だよ、代わりに電話がうるさくなる…』と返した

緑谷『なんかごめん…』

『いや、こっちこそ爆豪君を押さえつけるのに労力使わせてごめん』

爆豪『あぁぁ!!!?』

緑谷「かっちゃん‼目が90度以上つり上がってるよ‼』

爆豪『黙れクソナード‼てめーに用はねぇ‼引っ込んでろ‼』

緑谷『ひいっ』

『あー、わかったわかった、んじゃ切るね』

爆豪『あ、おいコラ‼『緑谷君、轟君、A組の皆に爆豪君の事よろしく伝えといて』ゴラァァァア‼』

緑谷『が、頑張るよ』

轟『ああ』

爆豪『ゴラァァァア、待ちやがれクソ工(ブツッ』

爆豪が言い終わる前に切ったAは、爆豪からの電話などの通知をオフにしておいた
そうしておかないと、これからバンバン鳴ると思ったからだ







爆豪「………………………………」

緑谷(か、かっちゃんがめちゃくちゃキレてる…‼)

無言でスマホを握りしめワナワナと震える爆豪に、緑谷はガクガクと震えた

飯田「うむ、工藤君は元気そうだな‼」

お茶子「爆豪君がこれから2週間こんな感じなんて、大変やなぁ…」

切島「全くだぜ…」

瀬呂「工藤大好き人間か」

爆豪「あ"あ!!?」

瀬呂「怖えよ」

グルンと振り返った爆豪の目はほぼ直角につり上がっていた









『爆豪君、体育祭絶対うるさい』

正装に着替えたAは皆が待つリビングに向かった

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