探偵の妹はヒーローです2

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コナンは思いっきりサッカーボールを蹴り込んだ
こんなちっぽけな球なら、レイは片手でセーブできる…

できる、はずだった

ガッ

レイはボールをセーブできずに左頬にボールを食らってしまった

コナン「どーしたんだよ、レイ？今のは高校生程度のシュートだぜ？」

『あんたなら片手でセーブできる球じゃねーか‼いったいどーしちまったんだよ!?』

「『答えろ‼レイ!!!』」

受け入れられない現実に2人が声を荒げた

レイ「…いつわかったんだ？ボーイ、ガール…私の体がヘロインでボロボロだと…」

『生あくびと関節痛は麻薬の禁断症状…』

コナン「あんたが古傷の左膝と逆の右膝を押さえて痛がっていたから気づいたんだ…」

『麻薬常習犯が麻薬を止めないのはその快楽性と、禁断症状である筋肉と関節を八つ裂きにするような激痛から逃れるためだからな…』

コナン「やっぱりあの記事通りあんたのスーパープレイは麻薬によるものだったのかよ…？」

声のトーンがどんどん下がっていく2人にレイは「いや、それは違う！」と答えた

レイ「私が麻薬を始めたのはあの麻薬疑惑が解決した後…あのウソの記事で私の妻にショックを与え、ノイローゼにして自 殺に追い込んだエドに復讐するために…
私を彼に再び疑わせて、妻の故郷のこの日本(ジャパン)に誘い出すために始めたんだ…
「レイの麻薬情報を売るから日本(ジャパン)で会おう」とね…
そして…愛する妻ケイコを失った悲しみから逃れるためにどうしても…私にはどうしても麻薬が…」

泣き崩れ出したレイに2人は目を伏せ、顔を上げこう言った

『Stop it,Ray(ダメだよ、レイ)…
Even if you are facing(たとえどんなに)
a bitter aspect of life(辛く悲しい事があったとしても)…』


コナン「Drugs and murder are foul(麻薬と殺人は)
without any excuse(やっちゃならねー反則)…
deserve a red card for a loser(みっともねーレッドカードだよ)…」

2人の言葉にレイはフッと頬を緩ませ、膝をつきながらた立ち上がった

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