探偵の妹はヒーローです2

16話 オールマイト ページ3

オール「氷結…‼(轟少年か‼私が凍らないギリギリの範囲をうまく調整して…‼おかげで！手が緩んだ!!.)」

脳無から抜け出したオールマイトはAを轟の足元まで連れて行く

『オールマイト…』

オール「君は無茶の塊だね‼」

『……昔からです』

立ち上がり、轟の隣で空手の構えを作る

死柄木「出入口を押さえられた…こりゃあ…ピンチだなあ…」

爆豪「このウッカリヤローめ！やっぱ思った通りだ！
モヤ状のワープゲートになれる場所は限られてる(・・・・・)！そのモヤゲートで実態部分を覆ってたんだろ!?そうだろ!?
全身モヤの物理無効人生なら、「危ない」っつー発想は出ねえもんなあ‼」

『頭の回転は速いのね』

爆豪「“は”ってなんだ‼“は”ってよ‼殺すぞゴラァ‼」

黒霧「ぬぅっ…」

爆豪「っと動くな‼「怪しい動きをした」と、俺が判断したらすぐに爆破する‼」

切島「ヒーローらしからぬ発言」

『っていうかヴィラン？』

爆豪「工藤‼お前ぶっ殺す‼」

轟の隣で空手の構えを保ちながら爆豪に突っ込む
Aの目線は脳無でもなく、オールマイトでもない

死柄木だ

死柄木「攻略された上に全員ほぼ無傷…すごいなぁ、最近の子供は…恥ずかしくなってくるぜ敵連合…！脳無、爆発小僧をやっつけて工藤名探偵を捕獲しろ
それから、出入口の奪還だ」

『え、新一以外の人に触られたくないんだけど』

轟「男の俺達にも言ってるのか？」

『わかんない…』

轟「……」

あからさまに嫌な顔を向けたAは轟とミニコントを繰り広げた

すると、ワープゲートにいたはずの脳無が動き出し、凍らされていた体を無理矢理動かした

緑谷「身体が割れてるのに…動いてる…!?」

オール「皆下がれ‼なんだ!?ショック吸収の“個性”じゃないのか!?」

死柄木「別にそれだけとは言ってないだろう…これは“超再生”だな」

「「!?」」

死柄木「脳無はお前の100%にも耐えられるように改造された超高性能サンドバッグ人間さ」

『来たァァァ‼』

轟「工藤、下がってろ！」

『Gより気持ち悪いィィィィイイイイ‼』

緑谷「工藤さんの人格が荒んでいってる…‼」

爆豪に向かって行く脳無にオールマイトはすぐに反応した

緑谷「かっちゃん!!!」

『オールマイト‼』

緑谷「かっちゃん!!?」

『爆豪君、死んでなかったんだ』

爆豪「勝手に殺すなや‼」

緑谷「避っ、避けたの!?すごい…‼」

爆豪「違えよ、黙れカス(何も…見えなかった…！)」

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