探偵の姉はゼロです2 (ページ10)

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蘭に帽子を被っている事を指摘された2人は頬を薄っすら染めながら蘭をジトリと見た

平次(まあ、工藤と姉ちゃんが追ってる悪い奴らは工藤が死んだ思てるからのォ…姉ちゃんも公に捜査できる役職やないし…ちょっとでも顔隠した方がええと思て被せたんやけど…コイツ、いつまでこの体でおれるんやろ？
工藤は多分半日ぐらい持つやろて言うてたけど…ホンマやろか？)

蘭に帽子を被せたりして遊んでいる2人を見ながら服部は新一の言った事を思い出す
そんな服部を見ている灰原は腕時計を見つめていた

平次「コイツらがさっき言うてた怪しい3台の車に乗っとった3人や！ほんなら何で被害者の車をつけ狙うてたか刑事さんの前で1人ずつ言うてもらおか？」

「つ、つけ狙うって…」

女性が口を開いた

「私はただ、群平と高速をドライブしてただけよ！殺された群平は私の彼だからね！」

高木「ドライブって…あなたはあなたで車に乗っていますよね？」

女性の名は溝端理子、殺された被害者の彼女らしい

溝端「ええ！私も群平も車で走るのが好きだから…悪い？」

佐藤「じゃあ途中のパーキングに寄ったのは最初から被害者と約束してたとか？」

溝端「違うわ！突然、群平がパーキングに入ってったからついて行ったのよ！そしたら群平、急に眠くなったから1時間程寝かせてくれって…仕方ないからパーキングのレストランで時間潰して起こしてあげたってわけ！」

高木「なるほど仮眠ですか…」

高木は溝橋から聞いた事をメモした
Aは新一が元に戻る時間を考えながら事件の話に耳を傾けていた

高木「じゃあ後の2人はパーキングで何を？」

「フン…俺は小腹が空いちまってよ、飯食いにパーキングに入ったんだよ！昼に食い損ねちまったからな…」

男の名は忠田篤男と名乗った
ちょび髭のオヤジである←

高木「では、あなたは？」

「わ、私は運転中に急に腹の具合が悪くなって…だ、だからパーキングのトイレに…しばらく休んでいたら治りましたけど…」

眼鏡の小太りの男性は下鳥太志という

忠田「まあ偶然だよ偶然！車ん中で誰かが死んだらしいけどよ、俺には関係ねーな…」

下鳥「わ、私も…多分知らない方だと思いますし…」

溝端「ウソよ‼2人共、群平の事よーく知ってるじゃない‼」

忠田「あん？」

溝端は2人にキレた

溝端「あんたは群平と張り合ってたチーム、ブラックスターズのリーダーの忠田篤男‼あんたはこの前事故って死んだ群平のチームのメンバーの章の親父でしょーが‼」

『(こ、怖っ)』