探偵の姉はゼロです2 (ページ7)

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12話オレの推理ページ7

佐藤「それで？言われた通り料金所を封鎖したけど…本当に走行中に車の中で人が首を絞められて殺されていたの？」

毛利「ああ、そうみてえだな」

高木「じゃあ、その車に同乗していた人が犯人なんじゃないんですか？」

毛利「いや、それがその車…運転手しか乗っていなかったんだよ…結構スピードが出ていたんだが…」

佐藤「そんなまさか…」

高木「走行中の車の運転手の首をどうやって？」

2人は信じられないと言い張った
結構スピードが出ていた車で逃げれるわけがないし、例え逃げれたとしても、高速である道に車にも乗っていない人物がいれば、すぐにわかる

一体どうやって首を絞めたというのか…

毛利「さぁな…犯人は幽霊みたい奴ってこった！まあ、幽霊なら料金所なんかとっくにスリ抜けてるだろうがな」

和葉「けど平次言うてたよ…どないして首絞めたかはわからんけど、遺体の体温はまだぬくかったから犯人はこの近くにいてるって…」

蘭「だから現場から1キロ先のこの料金所を塞げば、絶対捕まえられるって新一とA姉も…」

高木「平次と新一って…服部君と工藤君か‼」

2人の名前を聞いた高木は頼もしい2人がいてくれて助かったと表情で語った

佐藤「へぇ～！噂の高校生探偵揃い踏みってわけね…で？その2人とAはどこに？」

3人の姿が見えずにいるので、佐藤は3人の行方を尋ねた

毛利「容疑者絞り込むっつって…さっきこの車群の中に消えてったが…」

高木「絞り込むって…100台近くある車の中からどうやって⁉」

高木は後ろを振り返り、無数の車を見つめた

佐藤「まあ、お手並み拝見といこうじゃないの！今まで難事件を色々解決して来たようだけど、高校生は高校生！にっちもさっちもいかなくなったらどーせ私達警察に泣きついてくるに決まって…「『3台…』」え？」

台詞をかぶせた2人の男女の声に佐藤は思わず声を出した
中指、人差し指、親指を立て“3”と表す2人の男女…
もちろん、新一とAである

新一「この中で疑わしい車は3台のみ…」

平次「他の車は邪魔やからさっさと行かしてもかめへんで！」

高木「さ、3台って…」

100台もある車の中からたった3台だけだと言い張る3人に高木は顔を歪ませた

『遺体の状況がそう物語っているんだよ…』

新一「被害者のまぶたの溢血点や首に残った索条痕からみて、運転中に何らかの方法で絞殺された事は事実！」

2人は不敵な笑みを浮かべながら高木達に説明をし始めた