探偵の姉はゼロです2 (ページ45)

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20話新一BOYと（名前）GIRL ページ45

世良「まぁまぁ…女の子の前でカッコつけたかったんだよ！蘭君をイジメっ子から助けたいって気持ちもあったみたいだしな！」

世良の言葉にコナンとAは心の中で呟いた

「『(バーロ…あの時、窓越しに見えたのは…女の子が何かを取られて困ってる様子と…「仲間外れ」って言葉だけ…だからあの時のアレは…正真正銘生まれて初めての…ドッキドキの謎解きだったんだぜ/よ？)』」

有希子「じゃあ新ちゃんを保育園に連れて行く途中でそこに寄ってネームプレート受け取るから待っててね！」

優作『来る時は帽子と眼鏡を…君だと分かると騒ぎになる…』

有希子「OK♡じゃあ新ちゃん、A、行くわよ！______って…新一？A？ちょっとどこー？」

キョロキョロと書斎の中を見渡すが2人の影がどこにも見当たらない
それもそのはずだ

2人は…

「『(中間の推理を全て抜き取り…出発点と答えだけを相手に示せば…安っぽくはあるが…ビックリさせる効果は十分にある‼)』」

コナン・ドイルの作品であるシャーロック・ホームズの踊る人形の秘密を読んでいる2人は机の下に座り肩を寄せ合って読んでいた

有希子「見ィつけ…た！」

「『！』」

有希子「もォ！何やってんのよ？」

新一の首根っこを掴み上げた有希子はあきれ果てていた

新一「だってこの本まだ読みかけなんだもん！」

『か、母さん、新一下ろして早く行こう』

有希子「そうね！今日は、新しい保育園に行く日だって言ったでしょ？」

新一「いーよ、そんなトコ行かなくても！」

駄々をこねる新一に有希子は引きずりながらも部屋から出る

有希子「それにあんな暗い所で2人してギュウギュウになって本なんか読んでると…優作みたいに眼鏡っ子になっちゃうぞ？」

「『メ…メガネなんかかけるかよ‼絶ーーーっ対！』」

と、2人して豪語しているが13年後には新一は眼鏡をかける事になった

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キャーーッ‼

サイン会場では、有希子の登場により女性達が大盛り上がりになっていた

「藤峰有希子よー‼」

「女優復帰しないんですか⁉」

「お互いを何て呼んでるの？」

「一緒に写メ撮ってー‼」

大人気の女優であった有希子を知る女性達はキャーキャーと騒ぎまくった

『(うるっさ！)』

有希子「変ねぇ…ちゃんと帽子と眼鏡で来たのに…」

優作「そのいかにもな女優帽とサングラスじゃねぇ…」