探偵の姉はゼロです2 (ページ41)

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頬を染め声を荒げた蘭に新一はまた興味なさげにその場から離れた

新一「そうかよ…悪かったな…」

蘭「え？」

その場から離れた新一に蘭は「嫌われちゃったかなぁ？」と不安そうに言った

園子「放っとこ！あの子、変なコトばっか言ってるし…」

蘭「うーん…Aお姉さんは江舟先生好きなの？」

『……嫌い』

蘭「え」

『仮面被ってる人って1番怖いんだ、蘭ちゃんや園子ちゃんも気をつけてね？そういう人に限って…怖ぁいから』

ニヤリと笑って2人を怖がらせ新一の元に戻る

蘭「Aお姉さんって」

園子「優しいのに怖いよね」

『新一』

新一「姉ちゃんも？」

『うん、なんかねー…』

2人は江舟の事で議論し合っていたのだった

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江舟「みんな！わかってるね？横断歩道は手を上げて渡るんだよ！」

「「はーい！」」

手を上げて仲良く横断歩道を歩く園児達
そんな中、新一はポケットに手を突っ込みAは手に本を持ちながら江舟を見上げた

そんな2人に気づいた蘭は「ホラ！新一くんもAお姉さんも手を上げよ！」と促すが、2人はその声を無視し、蘭と江舟の繋ぐ手を見つめてより一層顔を不機嫌にさせた

米花児童遊園

「うほーい！」

「お前さっきも滑ってたじゃんかよ！」

「お前もだろ？」

取っ組み合いのケンカをし始めた園児達を止めに江舟が割り込んだ
ケンカをやめさせると江舟は蘭を見た

江舟「じゃあ次は蘭ちゃん！滑るかい？」

蘭「うん！わーい‼」

シュウウと滑り台を滑る蘭は両手を上げて滑り降りた

蘭「ねぇ、新一くんもAお姉さんも滑ろ！楽しいよ！」

滑り終わると蘭は降り場の付近に立つ2人に声をかけるが、その声を無視して江舟を見る2人に「ねぇ、新一くん、Aお姉さんってば！」と声をかける

公園から帰って来ると、お昼寝の時間になった
Aは4年生だから昼寝はいらないと言ったが、江舟によって強制的に昼寝をさせられる羽目になった

『(ま、眠く何ないし、本でも読んでいれば時間ぐらい潰せるからいいけど)』

新一と共に布団を持ち、ぶつくさ文句を言いつつ布団を運ぶ

園子の隣に布団を置こうとしたAに江舟は「ゴメンゴメン！」と声をかけた

江舟「ここは蘭ちゃんの場所だから…」

蘭「ゴメンねー！」

布団を持ちながら園子の隣に布団を敷いた蘭に2人は一瞥してから江舟を見上げた