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言い合いを始めた2人の間に仲裁に入った少女は少年を抱き上げ蘭から離れた
有希子「あー、新ちゃんとAこんな所にいた‼ もォ！入園手続き中にいなくならないでよね！」
ガラッと扉を開け怒っている有希子に「『か、母さん…』」と答えた2人
有希子「ちょっとちょっと、新ちゃんネームプレートどうしたのよ？さっきまで胸に付けてたじゃない‼」
「どっかになくした…」
有希子「ウソでしょー⁉ せっかくサイン会場まで取りに行ったのに‼AもAだからね‼一時的に預かってくれるように相談してんだからいなくなんないの‼」
『新一がどっか行くから悪い』
園子(女スパイ……？)
有希子の姿に園子はえぇ…‼と反応した
「だからこの子にサクラのバッジ作ってもらおうと思ったんだよ！」
有希子「あらあなた…もしかして…」
少年に指を指された蘭を見た有希子は眼鏡を外した
有希子「英理ちゃんトコの蘭ちゃん？」
蘭「う、うん…」
有希子「同じ保育園だったのねー‼」
知り合いである妃英理の娘である蘭に会った有希子は少しテンションが上がった
江舟「新しいネームプレートは来週用意しますので…」
有希子「あらそう…」
蘭「サクラが欲しいならさっき作ったコレあげるよ…名前も書いてあげる…」
ペンを取り出し蘭は少年の名前を書くと言い出す
蘭「お名前は…？」
「く…工藤新一…サクラ組だ！」
蘭「くどう…しんいち…」
新一「あ、ありがとな…」
頬を染めつつしゃがみこみ蘭にお礼を言った新一にAはケラケラと笑った
蘭「お姉さんも作ってあげるね」
テキパキとサクラを作った蘭は新一と同様、名前を書くと言い名前を聞いた
『私の名前は工藤Aとよ、小学校4年生になるんだ！』
蘭「くどう…A…」
サラサラと名前を書いた蘭に『ありがとう‼』とお礼を伝える
蘭「はい！できたよ‼」
「『‼』」
サクラのバッジ２つを受け取った2人は蘭を見つめた
蘭「それあげるから約束してよ…新一くん…私…泣き虫なんかじゃないから！もう泣き虫だなんて呼ばないで‼」
『(うわっ…第一印象悪)』
園子「もう泣き虫だなんて呼ばないで‼ ______って確か蘭、そう叫んでたよね？
世良「へぇー！」
蘭「だってー…」
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月24日 18時
