探偵の姉はゼロです2 (ページ35)

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18話さくらの出会いページ35

安室「そう言えば、Aさんは工藤新一君のお姉さんなんですよね？」

『え？ええ…それが何か？』

今日は梓は休みで2人だけでポアロを切り盛りしている
なので、今は2人だけだ

安室「いえ、新一君の事を気にかけているので、最近何かあったんですか？」

『えーっと…あったっちゃあったんですけどねぇー』

あはははと笑いながら皿を片付けていくAは手を止めた

『小さい頃から好奇心旺盛なんですよ、あの子…だから、今は難事件を解決しに出ているんですけどね、連絡寄越さないんで…心配してて…放って置けないんです…５つも離れた可愛い弟ですから』

えへへ…とはにかみながら笑うAに安室は微笑んだ

『あ』

安室「？どうかしました？」

『あ、いえ、店の外の木って桜なんだって今初めて気づいちゃって…』

安室「？」

『(この季節だったよね…)』

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数日後

ポアロには蘭、世良、園子、コナンの4人がテーブルを囲んでいた
もちろん、今はその4人以外の客はいない

『へぇー、桜並木の道に行ったんだね』

蘭「うん‼とっても綺麗で桜が満開だったよ！」

世良「コナン君の言う通りに帰り道をあの道にして正解だったよ！」

園子「でかしたぞガキんちょ！」

テーブル席で談笑する4人の中に入り、店番をするA
安室と梓は今は買い出しに行っている

コナン「昨日下校した時に元太達と通って綺麗だったから…」

その時、カランコロンとポアロのドアが開いた
安室と梓が買い出しから帰って来たのだ

安室「帰りました」

梓「あれ、みんな、いらっしゃい‼」

安室が開けたドアから数枚の桜の花びらが入り込んで来た
その花びらはAとコナンの鼻先に乗った

蘭はその2人の花びらを見てクス…と笑った

蘭「やっぱ桜を見ると思い出しちゃうなー…新一とA姉と出会った時のコト…」

コナンの鼻先に乗った花びらをつまみ花びらを眺める
Aは花びらを自分で取り、眺めた

蘭「新一は知らないだろうけど…私、その頃アイツのコト…大嫌いだったんだよ！」

「『(え)』」

コナンとAは蘭の言葉に驚いた

蘭「もちろん、A姉は大好き‼」

『それはありがとう』

そして、蘭は語り始めた
幼き頃の…淡い記憶を…