探偵の姉はゼロです2 (ページ33)

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16話ストーカー、お縄に着くページ33

ピリリリリ‼ピリリリリ‼

「…僕の携帯は鳴ってない…Aさんのも…」

チラリと地面に転がっていたAのスマホを見るが、こちらも電話は鳴っていない

「？」

男はすぐにスマホから下にいるAを見ようとしたが

ドッ‼

「ガハッ‼」

顔面にサッカーボールをぶつけられた男は吹き飛んだ

『…コナン…』

コナン「ハァハァ…姉ちゃん‼」

息を切らしながらAに駆け寄るコナンは汗だくだ

『あの電話はコナン君の？』

コナン「ううん、ボクのじゃなくて…」

「僕のですよ」

『‼あ、安室さん』

スマホをヒラヒラと手の中で降りながらニコリと笑った安室はAの前に出て、盾になるようにして立った

「ぐっ…‼」

コナン「おいおい、まだ立つのかよ」

腹を抱えながら立ち上がる男はナイフを取り出した

ストーカー男「僕の…俺のAさん‼」

『……』

冷静さを取り戻したAは黙り込みながら立ち上がる

コナン「え"」

安室「ん？どうしたの、コナンk(ヒュオッ)「ガハッ‼」え？」

風邪を切る音が聞こえたと同時にストーカー男の声が聞こえた
安室はコナンから目を離すと、ストーカー男の方を見た

ピクピクと痙攣を起こす男の前にフーッと構えを解きながら息を吐くAの姿

安室「え"」

コナン「ね、姉ちゃん冷静になったらめちゃくちゃ怖いんだ…零度以下…いや、絶対零度の対応してくるから…」

安室「ぶ、武道の達人？？」

コナン「いや、喧嘩強いだけ」

Aの動きに2人は目を点にさせながら話し合っていた
Aは男の前に立ち、手錠をかけた

『最初からこうすればよかったねー、ビビらなきゃよかった』

失敗した～とぼやきながらスマホを操作し警察に連絡をする
やはり、誰もAには勝てない…ストーカー男でさえ、こうしてお縄に着いてしまった

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園子「はぁー⁉A姉がストーカー被害ぃ⁉」

『お、おお』

ガタン‼と席を立ち上がり鬼の形相でAを見る園子

蘭「そんなの聞いてないんだけど‼」

『言ってないもん』

世良「言ってないもんって…言ってくれれば護衛ぐらいしたのに」

レモンパイを出しながら女子トークを連発する4人に安室はクスリと笑う

『世良ちゃんは探偵だもんね』

世良「うん」

蘭「もー、あ、そうだ‼」

ごそごそと蘭が何かを取り出した