探偵の姉はゼロです2 (ページ29)

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安室「なっ…‼」

バサバサと写真を全て出したコナンは俯きながら安室に言い放つ

コナン「ここ最近のものから姉ちゃんのプライベートまで撮ったもの…全部送りつけて来たんだ」

安室「警察に届けを出したのかい？」

コナン「姉ちゃんは警察だよ？そんなのしたくないって言って、出さないんだよ」

安室「だけど、警察に届けを出さないと、捜査は…「わかってる‼」コナン君」

コナン「わかってるよ、そんな事…オレだって、そう言ったさ！なのに」

～回想～

コナン「なんで届けを出さないんだよ！」

『……』

コナン「大変な事が起きる前に警察に『ダメだよ』なんで！」

『私の身分は簡単には明かさない…公に捜査出来ないんだ…大丈夫、何とかして自分で解決する』

～回想後～

コナン「そう言って無理やり笑顔作って笑ってたんだよ」

安室「……」

大切な姉1人守れない気持ちになるコナンに安室は決意を固めた

安室「僕も公安の方で調べてみるよ」

コナン「‼安室さん」

安室「大丈夫、必ず犯人は捕まえてみせるから」

だから、安心してとコナンの頭を優しく撫でた
コナンは安室を信じたのか「うんっ‼」と力強く頷いた

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『安室さん、ごめんなさい、ポアロの買い出しにつき合わせちゃって』

安室「いえ、僕も少し買いたい物があったので、いいんですよ」

安室は極力Aといる事にした
ストーカー野郎をこの目で確かめるためだ

『えーっと、小麦粉にパンにアイス…あと牛乳とかでしたよね』

安室「ええ」

カラカラとカートを押していく2人は陳列棚を物色した

『あっ‼小麦粉発見‼後は～』

ストーカーの事など忘れているのだろう
いつも通りのAがいた
安室は周りを警戒しつつもAのそばを離れなかった

『あ、安室さん？』

安室「はい？」

『あの…近いです』

安室「……あ」

警戒しすぎたのか、安室はAのすぐそばにおり肩があと少しでぶつかるほどの距離だった
Aは頬を染めながらえーっと…と目をキョロキョロしていた

『わ、私パン取りに行って来ます‼』

わたわたとパンのコーナーに走って行くAに安室は「純粋だな」と微笑んだ

ガシャャャャン‼

安室「⁉何⁉」

Aが走って行ったパンのコーナーの方で安室は急いで走った

安室「Aさん‼ ……⁉」

『あ、安室、さ、ん』