探偵の姉はゼロです2 (ページ28)

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コナン「ストーカー野郎っ‼」

ワナワナの拳を震わせコナンは姉を狙うストーカーに怒りをぶつけそうになる
だが、やり場のない気持ちにコナンは誰かに当たりそうになる

赤井「ボウ…「赤井さん、書斎に行くから、入って来ないでね」…ああ」

コナンは俯きながら部屋を出る前に赤井に声をかけ静かに部屋を出た
赤井もベッドに横になるAを一瞥してから部屋を静かに出た

書斎に入り、椅子に座り気持ちを落ち着かせようとするコナンは、バンッ‼と机を叩いた

コナン「クソッ‼」

机に八つ当たりをしたコナンは苛立ちを隠せないまま、部屋の中をうろついた
だが、数十分ほど書斎で歩き回っていると、目に留まったのはAが両親に秘密だと言っていた本を目にした

コナン「そーいや、姉ちゃんこの本は絶対に父さんや母さんには秘密だって言ってたな」

心を落ち着かせるためコナンはそっと本を手にとった
パラパラとめくって行くと、本には新一との思い出のアルバムである写真が沢山入っていた

小さな頃から自分が小さくなる前のものも沢山入っていた

コナン「バカ姉ちゃん…」

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翌日

『…………(チラチラ』

安室「？」

ポアロで外の景色をチラチラと見るAはどこか緊張気味で外を見ていた

安室「Aさん、何k「姉ちゃん‼」コナン君？」

『っ‼』

バッとドアを見たAの表情は柔らかくなった
それどころか安心しきったのか目を潤ませた

『……い、ち』

コナン「‼」

安室「？」

『新、一…(フラッ』

コナン「姉ちゃん‼」

気を失ったAを抱きとめた安室はコナンに「彼女、どうかしたのかい？」と尋ねた

コナン「……安室さんが公安警察だと信じて言うから今から言う事を、他言無用でお願いして欲しい」

安室「？ …わかったよ」

安室はテーブル席に気絶したAを横にさせるとコナンはAの横に座り手を握った

コナン「安室さん、これについて調べて欲しい」

安室「？これは？」

コナンが取り出したのは茶封筒とAのプライベート用のスマホだった
本人に許可を取り、スマホは拝借した

コナン「これについては慎重に調べて欲しいんだ」

安室「…話の内容が掴めない」

コナン「……姉ちゃんが…ストーカーされてるんだ」

安室「…⁉」

コナン「この茶封筒には何百枚という写真がある」

茶封筒からバサバサと写真を取り出した