探偵の姉はゼロです2 (ページ23)

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安室「お待たせしました、ハムサンドです」

蘭「わー‼ありがとうございます！」

コナン「ありがとう‼」

カウンターに置かれたハムサンドに2人はキラキラと目を輝かせるとハムサンドを頬張った

蘭「とにかく、A姉は恋人作るの‼」

『またその話題～？』

クスクスと笑いながらアイスコーヒーを作るAにコナンは「ははは…」と苦笑いした

安室「え、Aさん恋人いないんですか？」

『なんですか、その意外ですって目は』

コナン「A姉ちゃんは作らないんじゃなくて作れないんだよね」

『コナン君、アイスコーヒーなしでもいい？』

コナン「ご、ごめんなさい」

失礼な発言にAはアイスコーヒーを下げようとするとコナンが全力で謝った
フー…とため息をこぼしながらAは『作らないわよ』と洗い物をし始めた

蘭「えー‼なんで⁉」

『あのねぇ、探偵に警察にポアロの仕事‼それだけでも十分すぎるぐらい働いてんのに、これ以上誰かと関係なんて持ちたくないわ』

蘭「疲れた時に彼氏の顔見たいとかは？」

『ない』

蘭「癒して欲しいとか」

『ない』

蘭「全部きっぱり答えないでよ！」

もー‼と膨れながら怒る蘭はハムサンドをパクパクと食べる

『私には新一や蘭達がいてくれたらそれでいいの』

コナン(人たらし…)

ズコーとアイスコーヒーを飲みながら会話を聞いていた
蘭はハムサンドを食べてからポアロを後にし、コナンはアイスコーヒーを飲みながらAと話していた

コナン「でね、その時ホームズが」

『あらあら』

ホームズを熱弁するコナンにやはり新一だなぁ…と実感するA

安室「コナン君はホームズが好きなのかい？」

コナン「うん‼彼は凄いよ、いつも冷静沈着‼あふれる知性に教養‼観察力と推理力は天下一品‼おまけにバイオリンの腕はプロ並みなんだ‼小説家、コナン・ドイルの生み出したシャーロック・ホームズは、世界最高の名探偵だよ！」

キラキラとホームズを熱弁するコナンに安室は「そうなんだね」と微笑んで返した

『相変わらず、シャーロキアンね』

コナン「姉ちゃんだってシャーロキアンじゃん‼」

『そうねぇ…』

アイスコーヒーのお代わりを持っていくとコナンはパァアと顔を明るくさせ上機嫌でアイスコーヒーを飲んだ

安室「Aさんはコナン君に甘いですね」

『そうですね…遠い親戚ですから』

安室「は？」