探偵の姉はゼロです2 (ページ22)

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14話ポアロページ22

カランコロンと、鳴り響くベルにAはパッと振り向いた

『いらっしゃいませ～、あら、コナン君』

コナン「えへへ、来ちゃった‼」

『いらっしゃい、アイスコーヒーとレモンパイよね？』

コナン「うーん、アイスコーヒーと安室さんのハムサンドがいいなぁ」

『はいはい(クスッ』

東奥穂村の事件の後、A達は高速でも事件に巻き込まれた
だが、服部、新一、Aによって事件は迅速に解決した

『今日は蘭はくるの？』

コナン「うん(カランコロン」

『いらっしゃいませ、あら』

「A…姉？」

ポアロに入って来たのは、目を丸くさせた蘭だった
半袖で帝丹高校の制服姿でポアロに来店したのだ

『手を繋いだぶりね、蘭(ニコッ』

蘭「A姉‼ なんで、ポアロに⁉」

コナン「A姉ちゃんは最近ポアロで働いてるんだよね！」

『うん、警察の方でも働いてるけど…ポアロでも働こっかなーって』

蘭「それなら言ってよ！」

『おろろ』

カウンターにぐいっと入ってきた蘭にAは少しよろけるも、ちゃんと踏ん張った
蘭は「教えてくれたって良かったのに…」とぶすくれた蘭はカウンターにちょこんと座った

『教えてなくてごめんね？私だって蘭がよくここに来るなんて知らずにシフト組んでたんだもん
朝からお昼までとかだったし』

蘭「でも、夜とか」

『本業の２つでなかなか夜には出れなかったの、でもこれからは出るつもりよ？』

蘭「え？」

『蘭だって私がここで仕事してるってわかった以上、蘭が帰って来る時間までシフト組むつもりだから』

と、ニコリと微笑んで見せると、蘭は「もー‼」と頬を膨らませつつ笑っていた

『安室さーん』

安室「はーい」

『コナン君と蘭にハムサンドお願いしまーす』

安室「わかりましたー」

バッグヤードから出てきた安室はいそいそとエプロンをつけてキッチンに立つ

蘭「んー、A姉、恋人作らないの？」

「『え？』」

蘭による爆弾発言によってコナン、Aは声を揃えた

蘭「だってそうじゃない‼A姉だってもう20超えてるのよ⁉なのに彼氏1人もできてないってどういう事⁉」

『ちょ、ちょっと蘭、ここお店…「大体、A姉は小さい頃からモテてるんだから、恋人の1人や2人ぐらいいたんでしょ‼」いないわよ』

グイグイ詰め寄る蘭にさらりと答えたAはハァ…とため息をこぼした