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《まさかビートルに行くまで蘭が私の手を繋いだままだったのにも驚いたよ
結構難しかったんだからね？左手で字を書くの‼まあ、ちゃんと休んで、新一を待っててあげて、あの子今無茶ばっかりだけど、蘭を心配させたくないだけだからさ
時間があれば私に電話しておいで？余裕がある時しか出られないかもしれないけど、出るようにはするから
何かあれば言っていいからね？蘭のためにA姉は頑張っちゃうから！
体調に気をつけてね？また近いうちに会いましょう！
工藤Aより》
二枚に渡る小さな手紙に綴られていたのは少し曲がったりした文字
利き手ではない方で書いたので少し曲がったりしたのだろう
蘭は両手でその手紙を抱きしめると頬を緩めてAに約束をした
蘭(うん、A姉の言う通りに新一を待ってる…だからA姉も約束してね…？)
蘭は窓の外に広がる夜景を見つめながら心の中で呟いた
蘭(早くA姉も戻ってくるって…)
星空の下で蘭は小さな願い事をした
その願いは近いうちに叶うというのを…まだ誰も知らない
コナン「……」
コナンはAから先ほどきたLINEに目を通した
姉さん新一、ちゃんと服着た?って言っても、袖から裾まで切って安全ピンで留めただけだから着たって言わないよね(笑
これから厳しい事になるかもしれないけど、私も出来る限りあんたのサポートするから気軽に連絡しなさい、新一は変に無茶するから!
お姉さんは心配です!
蘭に手紙渡しといたんだけど、気付いた?
気づいたならいいんだけど、早く元の姿に戻れるようにこっちも何かと調べてみるから、新一も何かあれば連絡して
風邪には気をつけてね?蘭を頼む
コナン(……任せとけよ…姉さん…)
コナンはわかった、姉さんこそ体調には気をつけてと返信しておきスマホをポケットにしまうと、窓の外を見た
ネオンで明るくなる外にコナンは改めて決意を固めたのだった
『ふー…』
ゴキゴキと首を鳴らしながら路地裏の壁にもたれながらコナンからの返信を見た
『…よっし‼』
気合いを入れ直し、すぐに路地裏を後にした
？「…………(ニヤッ」
そんなAの姿を見た謎の人物はニヤリとAの後ろ姿を見た
これから起こる不吉な出来事にAは巻き込まれてしまうのだった…
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月24日 18時
