2-2 ページ9
ハニートーストを平らげ、ゆっくりしているとコナンが「姉ちゃん」と声をかけてきた
『何？』
コナン「安室さんとなんかあんのか？」
『あら、ホームズ君 持ち前の推理力はどうしたのかな？』
コナン「姉ちゃん相手に推理出来るかよ…」
俺より頭いいくせに…とブツクサ言っているコナンによしよしと頭を撫でる
梓「そー言えば、Aちゃんって、頭いいのよね」
『え？えぇ、まあ…？』
安室「え？どういう事ですか？」
未だに不機嫌な安室は食い入るようになって話に入ってきた
梓「実は〜…Aちゃん高校飛び級なのよねー
しかも、大学なんか卒業資格取ってるし」
安室「え」
『梓さん、素直に喋りすぎです』
サラリと言い放った梓にAはすかさず突っ込んだ
『大学の卒業資格なんて簡単に取れますよ』
コナン「姉ちゃん、その発言取り消そ？今絶対大学生達を敵に回したから」
『えー、ホントの話なのに』
コナンの隣でアイスコーヒーを飲みながら頬を膨らませるAに安室は内心焦っていた
安室(高校を飛び級で大学の卒業資格を取った⁉何者なんだ)
『安室さん』
安室「！」
考えにふけっているとAがゆっくりと安室に顔を向けた
『そういうのは気にしちゃ負けですよ 女性は多くの謎を持っている方が魅力的でしょ？』
安室「⁉」
『フフフ…ご馳走さまでした、コナン君、今日はありがとう』
コナン「え、もういいの？」
『うん、十分すぎるぐらい堪能したし、帰ったらシャーロック・ホームズを読み返さなくちゃ…ね？』
お金を払いポアロを出て行ったAの後ろ姿を見送ったコナンは相変わらずの自由奔放な姉貴だな…と思った
安室(…あいつが工藤A…警察学校でも僕の記録を塗り替えたりをしていたと言う…優秀な人材…
まさか、身近にいたとはな…)
梓「相変わらずの自由奔放よねー、Aちゃん」
コナン「姉ちゃんは自分のペースに持っていくのが上手なんだよ…新一兄ちゃんもそういう所を尊敬してるって言ってたし」
梓「へー、流石は探偵さんね」
コナン「うん」
自由奔放の姉にコナンはいつも振り回されている事を思い出すと、顔がいつの間にか緩んだ
だが、あれは猫被り…
誰も彼女の本性を知らない
それはコナン以外…誰も知らない事…いや、正確には彼女に出会い話を交えた者達しか知らない彼女の正体なのだ
それが明らかになるのはもう少し先…
いや、もう現れるだろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - リリーさん» ！本当ですね！ごめんなさい！それからありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年7月25日 0時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いですね！更新頑張ってください あと 警視庁じゃなくて警察庁だよ思いますよ (2018年7月24日 22時) (レス) id: 952da06504 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月21日 10時
