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平次「ハンマー投げや！重りにする仁王像と一緒に凶器や靴や宝石を袋に詰め、取っ手代わりの輪ァをつけた金メダルの紐をその袋に結え付けたんや！
ハンマー投げの要領でベランダから湖まで投げ飛ばすためになァ‼」
誠人「バ、バカな…風の抵抗でそんな物が届くわけが…」
信じられないという表情を浮かべる誠人に刑事が口を開いた
「いや、届いていたんだよ…その袋も紐も輪もすでに湖から回収済みだ！もちろん、袋の中の凶器のナイフの刃からは奥さんの血、柄からは日原村長の指紋が検出された…日原村長が起こした無理心中に間違い無いよ…」
『……』
「それを息子の大樹君に悟られたくなくて強盗殺人に見せかけたってトコロだろうよ…」
誠人「う、嘘だ！あの村長が奥さんを殺すわけがない！だって村長の癌は良性で、癌を告知され自暴自棄になったっていう動機だって嘘っぱちだったじゃないか‼」
認めないと言い張る誠人に新一は口を開いた
新一「その癌の告知の後に発覚してしまったんですよ…別の問題が…」
誠人「え？」
『本人はずっとO型だと思い込んでいた日原村長の血液型が…検査の結果、実はAB型だったという事が…』
毛利「ちょっと待て！確か日原村長の家は、おおらかなO型家族だったって…」
小五郎が気づいた
それに答えるようにAは重い口をゆっくりと開いた
『ええ…メンデルの遺伝の法則によると、AB型とO型からはO型は生まれない…つまり大樹君は日原村長の息子ではないって事ですよ…』
蘭「そ、そんな…」
2人の後ろでその話を聞いた蘭は驚いていた
誠人「バカな⁉デタラメを言うな‼」
「『…………』」
誠人「っ……‼ …………⁉」
2人を見た誠人はそれが事実だと思い知った
その場にいた全員が村長の動機がわかった
平次「なるほど！それが殺人の動機なったら下手に言われへんなァ…」
「ああ…だから殺人の動機を癌の告知によるものだと公表したんだ…まさかその後、看護師が良性の癌だとバラすとは思わなかったがな…」
誠人「で、でも！だったら何でそれを僕に話してくれなかったんだ⁉家族の一員だったのに‼」
自分が知り得ない事実に誠人はうろたえた
そんな誠人に城山は答えた
城山「話したはずですよ…工藤君と工藤君のお姉さんに頼まれましたから…」
“この話は誰にも…ただし”
“家族の一員であった誠人君には知らせてあげてください”
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サッカーバカ(プロフ) - リリーさん» ！本当ですね！ごめんなさい！それからありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年7月25日 0時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いですね！更新頑張ってください あと 警視庁じゃなくて警察庁だよ思いますよ (2018年7月24日 22時) (レス) id: 952da06504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月21日 10時
