9-4 ページ36
城山「…そういえば、誠人君が大学受験で都心に行っている間、日原家の家事を手伝うようにと…同級生の氷川さんに一時的に鍵を預けていた事もあったようですが…」
蘭「氷川さんって昨夜の女の人ですよね？」
毛利「ええ…確か、誠人君のその大学受験の日に日原村長と奥さんが強盗殺人にあったんだな…」
城山「え、ええ…工藤君と工藤君のお姉さんの推理だと日原村長の無理心中でしたが…」
平次「…となると、あの氷川っちゅっう姉ちゃんが怪しいなァ…」
毛利「まあ、鍵を預かっていたんなら合い鍵くらい作れる…」
平次「ひょっとしたら工藤と工藤の姉ちゃんが推理ミスした1年前も今朝の事件もあの姉ちゃんが…」
１つの仮説を立てた服部に和葉が詰め寄った
和葉「なあ、何が推理ミスやのん？確かにあの家ん中、メッチャ荒らされてたけど、工藤君と工藤のお姉さんの推理通り日原村長が奥さんを手にかけた後…強盗殺人に見せかけるためにそうしたかもしれへんやん！」
平次「アホ！1年前の事件の時も雨で地面がぬかるんでたらしいけど、今回と違うて家の周りにあったんは、道路から裏口までを往復してる1人分の靴の足跡だけや！犯人はその靴で家ん中歩き回っとるし…もしも日原村長が強盗に見せかけたろ思てその靴で家から出てまた家に戻って来たんやとしたら、その靴が家のどっかにあるはずやろ？」
和葉「そ、そやね…」
服部の推理に納得した和葉
平次「家ん中から靴を投げ捨てたんやったら警察がとっくに見つけてるやろし…あの家のベランダから湖は30m近く離れとったから届かへんし…」
和葉「けど…そないな事、工藤君と工藤のお姉さんもわかってたんとちゃうかなあ？」
平次「ああ…せやから昨日の晩からずーっと考えて…あーちゃうちゃう！今は1年前の事件より今朝の事件や‼鍵持ってた犯人が、あの家で待ち伏せしとったゆうても…あの家に足跡つけずに出入り出来んと犯行は無理や！」
頭を抱えた服部はガシガシと頭をかいた
小五郎もお手上げのように「不可能犯罪かよ…」と呟いた
平次「ホンマ、狐につままれたみたいな話やけど…」
そんな会話を聞き…ある1人の人物が…小五郎の言葉で思い立った
蘭(…不可能犯罪…摩訶不思議な殺人トリック…でも…新一なら…A姉なら…2人ならきっと‼)
蘭は頭の中で大好きな2人の顔を思い浮かべた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - リリーさん» ！本当ですね！ごめんなさい！それからありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年7月25日 0時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いですね！更新頑張ってください あと 警視庁じゃなくて警察庁だよ思いますよ (2018年7月24日 22時) (レス) id: 952da06504 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月21日 10時
