6-4 ページ19
コナン『あの〜〜…すみませーん！』
『誰かいないんですかー？』
ガラガラ声で尋ねるコナンはゴホゴホと咳き込んだ
コナン(博士にもらったカゼ薬、全然効かねぇじゃねぇか‼)
『ちょ、大丈夫？新一』
コナン『あ、ああ…』
背中をさすりながら腰を曲げコナンの目線に合わせるようにしゃがんだAにコナンは大丈夫だと答えた
と、その時
《工藤新一と工藤Aだな？》
と、トランシーバーから声が聞こえた
「『(こ、声を変えてる⁉)』」
コナン『誰…』
トランシーバーを持ち上げ答えるとガコと扉が閉まった
『え？』
その奥から誰かが走り去る音が聞こえた
『か、鍵をかけやがった‼』
コナン『おい ちょっと‼おい‼』
『あ、開けて‼』
ドンドンと扉を叩いてみるがビクともしない
コナン(くそっ‼カゼでノドをやられて声が…)
ゴホゴホと先ほどよりもひどい咳をしたコナンは、ドアに手をつき持たれるような形で倒れた
と、その時
ドックン
コナン『くっ』
ドックン ドックン と心臓が大きく波打つ
『し、新一⁉』
コナン(この感じ…まさか⁉)
マスクを外し大きく酸素を取り込もうとしたコナンはよろけた
その頃。
灰原「ねぇ博士…引き出しに入れてた薬のビン知らない？」
博士「ああ、あのカゼ薬の事か…」
灰原「入れてた容器はそうだけど、中身は私が作った薬…」
博士「え⁉」
灰原「まさか飲んだんじゃないでしょうね？」
博士「い、いや…その…」
青ざめる博士に灰原は畳み掛けるように質問をした
『ちょっと、新一‼』
コナン『姉ちゃんは下がってろ‼(ヤ、ヤベぇ…早くここから脱出しねぇと…)』
コナンはベルトからボールを出し、靴のつまみを回しボールを小さな小窓に向かって蹴り上げた
パリンと割れた小窓からAはコナンの意図がわかり、コナンを抱き上げ小窓からでる手伝いをした
博士「えぇ⁉APTX4869の解毒剤の試作品⁉」
灰原「ええ、そうよ！今度工藤君とAさんが泊まりに来たらこっそり試そうと思って作っておいたのよ‼APTX4869で幼児化したあの体を元の高校生に戻す妙薬をね‼急いで彼か彼女に電話して‼みんなの前で元に戻ったら洒落にならないわよ‼」
間違って渡した薬は灰原が作った試作品であるAPTX4869…高校生であった工藤新一の体を幼児化させた薬の試作品である
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - リリーさん» ！本当ですね！ごめんなさい！それからありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年7月25日 0時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いですね！更新頑張ってください あと 警視庁じゃなくて警察庁だよ思いますよ (2018年7月24日 22時) (レス) id: 952da06504 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月21日 10時
