4話 夕日の思い出 ページ12
時間が過ぎるのは早いものだ
ポアロでもそう、もう日が暮れようとしているのだ
『あ、夕日』
梓「わー、綺麗‼安室さん、夕日ですよ！」
安室「ほんとですね」
『……フフフ…』
梓「？どうかしたの？」
『フフフ…ごめんなさい、昔の事思い出しちゃって…』
クスクスと口元を押さえながら笑っているAに2人は首を傾げた
『小さい頃なんですけどね？』
〜回想〜 小学1年生
蘭「新一、A姉聞いてるの？」
「なあ新一、A姉ちゃん、かくれんぼやろうぜ！」
「面白いよ！」
蘭達がかくれんぼに誘うが、2人はサッカーボールを壁に向かって蹴っていた
新一「わり〜けど、俺達はパス」
「「えー‼」」
『サッカーの試合が近いんだ』
Aが懐かしむように言うと梓が身を乗り出した
梓「サッカーやってたの⁉」
『あ、うん』
梓「意外だね〜」
安室「梓さん、話がズレてます」
あ、と思い出した梓はごめんねと言って話を戻すように促した
『いいんですよ、それで私と新一を抜いて蘭達がかくれんぼをしていたんですけど、体育館横にある収納スペースに身を隠してた蘭が出れなくなっちゃって…』
梓「ええ⁉」
安室「それで、どうやって…？」
『蘭も出れないし、みんなも捜してもいないしでどうしようと思ってたらしいんです でも、私と新一が簡単に見つけ出したんです』
「「え」」
『帰り道に蘭に聞かれましたよ「どうして私が隠れてる場所がわかったの」って…
土手を3人で歩いて横には夕日が真っ赤に染めあがってました』
〜帰り道〜
2人「『学校の怪談』」
蘭「え？」
新一とAは手に持っていたサッカーボールを足元に落とすと、リフティングをしながら前に進んだ
新一「あの映画で校舎ン中に隠れた子供達はみんな妖怪に食われちまっただろ？って事は、オメーが校舎ン中に隠れる可能性はゼロ」
蘭「ちょっと待って‼どうして私があの映画を見た事知ってんの⁉」
『蘭、ビデオ屋の前を通るたんびにあの映画のポスター、チラッと見てたからね オバケが怖いって言ってるくせに、ああいうのは必ず見るのよね、蘭は』
蘭「あ…」
驚いた蘭は立ち止まると、新一とAはリフティングをするのをやめた
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サッカーバカ(プロフ) - リリーさん» ！本当ですね！ごめんなさい！それからありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年7月25日 0時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 面白いですね！更新頑張ってください あと 警視庁じゃなくて警察庁だよ思いますよ (2018年7月24日 22時) (レス) id: 952da06504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月21日 10時
