無気力女は公安のエース8

375話 今日学習した事 ページ7

コナンが女に話しかけている頃、Aはと言うと……

A「マジなんなの…マジで何？僕を殺す気？」

腰のマッサージを受けまくったAは腰を砕いたように安室…降谷のベッドの上で突っ伏していた

再起不能のAはズキズキと痛む腰にトントンと拳を優しく当てるが、その度に激痛が走る

A「頭おかしいんじゃないの？腰痛いって言ってからめちゃくちゃのマッサージするとか…鬼のマッサージだな」

気持ちいいもへったくれもねぇマッサージだ…とブツクサ言っていると、上から何かが乗ってきた

A「重っ」

降谷「愛が？」

A「筋肉が」

降谷「そうか？」

A「重い重い重い‼ 体重かけるな‼ 死ぬ‼ あ"ーーー‼ 腰‼ 腰痛いって言ってんだろ‼ やめろ‼ ぎゃーーーーー‼」

ゲリグリと握り拳でAの腰を押さえる降谷は悪魔のように笑っていた

A「死ぬ」

降谷「死なない」

そう言って降谷はAの頬にキスを落とす
まじ、こいつなんなの？と思っていたのもつかの間、仰向けにされ、降谷に馬乗りされたAは殺意がチラリと湧いたとか

両手を拘束されていたが、両足が自由だったのだ降谷の背中を蹴ってやるとゴッ‼ と嫌な音が聞こえた

A「わー、骨いったね」

降谷「おまっ…‼」

ジンジンと痛む背中を押さえながら降谷はAに覆いかぶさった

A「待て待て待て‼ 覆い被さるな‼ 重い重い重い‼ 吐く‼ 吐くからね⁉「それはそれで大変」なら退けよ！」

無理、背中クソ痛いと言った降谷はドサリとAの上に倒れた
その衝撃で下にいるAは「おゔ」と声をあげた

降谷「…今回の件は、別行動になる」

A「……」

降谷「今のうちに充電させてくれ」

ギューッ！と抱きしめられたAはたまにはこう言うものもありだな…と思いながら降谷を抱きしめ返していた

だが、その後怪しい笑みを浮かべていた降谷によってめちゃくちゃ腰にマッサージをされまくられたのは言うまでもなかった

A(今日学習したのは、降谷はドがつくほどのSって事だ)

腰を押さえながら仕事に戻るAは心の中でそう思っていたそうだ

降谷「もっとマッサージしてやったのに…」

名残惜しい顔をした降谷はベランダから仕事に戻るAの姿を見つめていた
その後ろ姿を見た降谷は嫌な予感が頭の中によぎったのだった

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