374話 答えと女 ページ6
灰原「赤は『まっ赤』、青は『まっ青』……」
阿笠「哀君！それを言っちゃ」
阿笠博士が慌てて止めようとすると、光彦が「わかりました！」手を上げた
光彦「茶色は『まっ茶』ってことですよね！」
光彦の言葉に歩美とゼロが「あ〜！変身した〜‼」と声をあげる
答えがわかってすっきりしたゼロの横で元太は「何言ってんだよ……」と不可解そうな顔をした
元太「赤旗『まっ赤っか』、青が『まっ青』、茶が『まっ茶』で、黒が『まっ黒け』……」
光彦「茶色に注目してみてください、元太君」
ゼロ「茶色だけ抹茶になるでしょ？」
光彦とゼロが言うと、元太は「あ！」と目を見開いた
元太「本当だ！お茶になったー‼」
見事に正解されてしまった阿笠博士は恨めしそうに灰原とコナンを振り返った
阿笠「ズルいぞ、君らがヒントを出すなんて……」
元太「よ〜し！チケット買いに行こうぜー！」
オー！と拳を突き上げた子供達はチケット売り場へと走り出し、阿笠博士が「あ、コレ！」と追いかける
が、すぐに息が上がり、その場に座り込んだ
阿笠「両方はいかんぞ、両方は……待っちゃ(抹茶)くれ〜〜‼」
と手を伸ばす阿笠博士に、コナンは苦笑いした
コナン「ダジャレでごまかしたってダメだっつーの！」
そう言って歩き出そうとしたとき、どこからかわずかにガソリンの臭いがした
その臭いがする方向を振り返ると、ベンチに外国人女性が座っていた
乱れた銀色の髪、薄汚れたシャツとタイトスカートを身に着けた女は、ベンチにもたれてうつろな目で宙を見ている
灰原「どうしたの？江戸川君」
灰原が声をかけたと同時にコナンは女の元へ走り出した
コナン「ねぇねぇ、大丈夫？お姉さん」
女に近づくと、シャツの襟元が反射してキラッと光った
声をかけられた女はゆっくりとコナンに視線を移した
その瞳は右目が黒だが、左目は青い
コナン「顔、汚れてるよ」
女「……ああ……」
女は頬に手を当てた
コナン「うわぁ、お姉さんの目、左右で色が違うんだね」
灰原「日本語よくわからないんじゃない？」
歩み寄ってきた灰原が言うと、女は首を横に振った
女「わかるわ……わかるわ……」
コナン「どうしたの？こんなところに1人で、お友達もいないみたいだし……」
キョロキョロと周囲を見回したコナンは、女の膝にかすり傷があるのを見つけた
シャツから見える首や腕にもかすり傷がある
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サッカーバカ(プロフ) - *ひな*さん» ありがとうございます！がんばります！ (2018年8月12日 7時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - 遅くないですよ！大丈夫です！！更新楽しみにしてますね♪`∀´ (2018年8月11日 21時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - *ひな*さん» ありがとうございます！更新遅くてすみません！ (2018年8月4日 17時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - が、頑張ってくださいね！ (2018年7月30日 7時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 甘え方とデレ方本当にわかんないです、最後の方にもちょこっとデレ方入れようと思います デレ方本当にわかんない！ (2018年7月18日 10時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月2日 22時
