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388話 銃声 ページ25

パァァン‼

安室「キール‼」

人気のない埠頭の倉庫街に1発の銃声が響いた
肩を撃たれた怜奈は膝からガクリと崩れ落ちた
床にボタボタと血が落ちてできた血だまりに、ヘアピンが落ちる

ジンが構えた銃口から白い煙が立ち上っていた

ジン「ほら、どうしたキール 続けろよ 手錠を外してーんだろ?」

肩の傷口を見た怜奈はクッ……と奥歯を噛み締めてジンを睨みつけた
ウォッカやジンを挑発するフリをしながらヘアピンで手錠を外そうとしたのを、完全に見破られていたのだ

安室「まだ容疑者の段階で仲間を……‼」

安室の非難する声に、ジンは耳を傾けようとしなかった
銃声が響く少し前…

赤井「いいか、俺がここから撃つから君は、外を見張っていてくれ」

A「了解です」

赤井とAは安室達のいる倉庫街に到着し、ノックの疑いがかけられている2人を助けるため、準備をしていた

その時だ

パァァン‼

「「‼」」

1発の銃声が響く
Aは顔を真っ青にさせた もしかすると、安室が撃たれたかもしれない…‼

A「れ…い…‼ 零‼」

赤井「落ち着け‼ 安室君は撃たれていない、撃たれたのはキールだ」

A「キ、キールが…」

ガクガクと震えながら赤井の言葉に耳を傾けるAはホッとした
だが、怜奈が撃たれたとなると、いつ安室本人が撃たれるかわからない現状になっているという事を、Aはすぐに理解した

赤井「今は辛いだろう、安心しろ 俺が必ず安室君を助ける そこで待っていろ」

A「はい…お願いです、赤井さん…降谷を…零を助けて…‼」

赤井「勿論だ」

ーーーーー
ーーー


安室の非難した声が倉庫内に響いていた

ジン「仲間かどうかを断ずるのはお前らではない__最後に1分だけ猶予をやる 先に相手を売った方にだけ拝ませてやろう ネズミがくたばる様をな」

不敵に口の端を持ち上げたジンは、拳銃の引き金に手をかけた

ジン「ウォッカ! カウントしろ」

ウォッカは「了解」と返事をして腕時計を見た

ウォッカ「50、49、48、47……」

カウントダウンが始まり、ジンに銃を向けられた安室と怜奈はゴクリと喉を鳴らした

水無「そんな脅しに乗るもんですか!」

安室「もし彼女をノックと言ったら、自分をノックと認めた事になる そんなヤツをアンタが見逃すはずがない!」

ジン「……そいつはどうかな オレは意外と優しいんだぜ」

ジンは冷ややかに告げると、やずかに銃口を下げて怜奈を狙った

389話 ダメッ!→←387話 ノックの疑い



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サッカーバカ(プロフ) - *ひな*さん» ありがとうございます!がんばります! (2018年8月12日 7時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - 遅くないですよ!大丈夫です!!更新楽しみにしてますね♪`∀´ (2018年8月11日 21時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - *ひな*さん» ありがとうございます!更新遅くてすみません! (2018年8月4日 17時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - が、頑張ってくださいね! (2018年7月30日 7時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 甘え方とデレ方本当にわかんないです、最後の方にもちょこっとデレ方入れようと思います デレ方本当にわかんない! (2018年7月18日 10時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年7月2日 22時

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