379話 ゼロの思考と鈍い音 ページ11
ゼロside
急に苦しみだしたお姉さん
どことなく…昔の僕に似てた
仁那兄ちゃんに変な記憶とかいっぱい流し込まれた時と同じ顔…でも、この人は
ゼロ(この人は、Aちゃんにも透兄ちゃんにも…みんなにも迷惑かける奴だ)
僕はずっと隔離された部屋にいたから迷惑をかけたのは風那兄ちゃんだけだったけど、コイツは違う
周りの人に迷惑をかける奴だ
そんな奴が目の前にいたら、自分自身と重ねてしまう
でも、思ったんだ
この人はこういう人なんだって
人に迷惑をかけていかないといけない人…Aちゃんや透兄ちゃんみたいに自分で解決しようとしない人…
初対面の人にこんな風に言うのは失礼だって思う
でもさ
ゼロ(こういう人大嫌い)
素直に思ってしまうのはいけない事では無いと思う
すると、見た事のない景色が頭の中を駆け巡る
お姉さんが真っ黒な人達と話している
直感で言えば、その真っ黒な人達は悪い奴だ
それから次に透兄ちゃんとAちゃんがそのお姉さんを巡って戦っている風景
2人が大きな真っ黒なカラスに襲われる景色
透兄ちゃんと知らない女の人がカラスに拷問されている景色
でも、誰かに助けられて透兄ちゃんが観覧車の上に来て、誰か…ニット帽の男の人と一戦交えてる景色が見えた
そこまで見ると、僕の思考は完全にシャットダウンした
Aside
A「んぐっんぐっ、ぷっはー！」
警察庁から出てすぐにシボレーに乗り込み事故現場周辺に向かった
途中、検問とかあったが警察ですって言ったらすんなり通してくれた
A「ここか…」
大規模停電の現場ではぐちゃぐちゃになっている
見るのも嫌なぐらいだ
A「あの女がこっちに来たとすれば…「キャー！！」！」
倉庫街の道から表通りの方から声が聞こえる
急いで走り表通りに出ると女の人が腰を抜かしていた
A「なっ‼」
「ウォー！！」
「いや、来ないで‼」
女の人にナイフを振りかざしている男
白昼堂々と何やってんだ‼
A「やめろ！」
男「！」
男は僕に気づくと懐から黒いものを出した
僕はそんな事に気付かず女の人の方に向かった
A「大丈夫ですか⁉」
女の人はガタガタと震えながら僕の服の袖を掴みコクコクと頷いた
男に向き直った瞬間、鈍い音が倉庫街に響いた
ーーーーー
ーーー
ー
ヴーーー ヴーーー
降谷「なんだ」
今は組織の事であの女の素性を調べている途中だ
この時間にはかけるなとあれほど…ん？
降谷「風見？」
ディスプレイに表示された名前は風見だった
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サッカーバカ(プロフ) - *ひな*さん» ありがとうございます！がんばります！ (2018年8月12日 7時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - 遅くないですよ！大丈夫です！！更新楽しみにしてますね♪`∀´ (2018年8月11日 21時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - *ひな*さん» ありがとうございます！更新遅くてすみません！ (2018年8月4日 17時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
*ひな* - が、頑張ってくださいね！ (2018年7月30日 7時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 甘え方とデレ方本当にわかんないです、最後の方にもちょこっとデレ方入れようと思います デレ方本当にわかんない！ (2018年7月18日 10時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年7月2日 22時
