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273話 貨物車 ページ5

安室「バーボン…このコードネーム、聞き覚えはありませんか?君の両親や姉とは会った事があるんですが…」

灰原「ええ…知ってるわよ…お姉ちゃんの恋人の諸星大とライバル関係にあった組織の一員…お姉ちゃんの話だと、お互い毛嫌いしてたらしいけど…」

そりゃあ、あんな事ありゃ毛嫌いするわな

安室「ええ…僕の睨んでいた通りあの男はFBIの犬でね…組織を裏切った後、殺されたって言うのがどうにも信じ難くて…あの男に変装し、あの男の関係者の周りをしばらくうろついて反応を見ていたんです…お陰であの男が本当に死んでいるという事がわかりましたけどね…」

A「…………」

安室「まあ、変装させてくれたのは今回僕の代わりにあの男に化けてくれた仲間ですが…君がここへ現れたという事は、君に恐怖を与える効果は十分にあったようだ…死んだあの男に成り済ませるのは君もそこにいる公安警察官もよく知ってる彼女だけですから…さぁ…お二人とも手を挙げたまま移動しましょうか…8号車の後ろの貨物車に…」

8号車まで行くと僕だけを後ろに残して哀ちゃんを貨物車まで追いやった

A「シェリー!」

安室「さぁ、その扉を開けてください…その扉の向こうが貨物車です…ご心配なく…僕は君を生きたまま組織に連れ戻すつもりですから…」

A「……くっ!」

安室「そこにいる公安警察官も連れてね…爆弾でこの連結部分を破壊して…その貨物車だけを切り離し…止まり次第…ヘリでこの列車を追跡している仲間が君を回収するという段取りです…その間、君には少々気絶してもらいますけどね…」

その仲間って…まさか風見達じゃ無いだろうな…
こんな時まで公安忘れないんだな…

安室「まぁ大丈夫…扉から離れた位置に寝てもらいますので、爆発に巻き込まれる恐れは…「大丈夫じゃないみたいよ…この貨物車の中…爆弾だらけみたいだし…」!?」

A「どうやら段取りに手違いがあったようだね…」

灰原「(コクリ」

A「!(コク」

僕は音を立てずにその場を離れた
少し走るとある人がこちらにやって来た

A「この先の貨物車です」

「了解」

ギィィィイと扉が開きバーボンが足元に転がった手榴弾を見て煙の中の人物に声を荒げた

安室「だ、誰だ!?誰だお前!?」

ドン!!と手榴弾が爆発し間一髪のところに逃げたバーボンは悔しそうに貨物車を見送った

A「よっし!」

名古屋前の駅で降ろされた僕達乗客は事情聴取をすることになったが、僕は事情聴取をパスした
もちろん、報告書は提出するからね

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サッカーバカ(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新スピードが速いので、皆様にご迷惑をおかけしていると思いますが、これからもよろしくお願いします (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分も思います!(T-T)こんな男子いたら…!友達にそんな優しい人いないんですけどね (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - うんうん、いい子 作者さん頑張って下さい! (2018年6月26日 20時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
けんP - 快斗くん凄く良い子…(´;ω;`) (2018年6月26日 20時) (レス) id: 20e1749555 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分もです、主人公達の行動とか書けなくて…めちゃくちゃ悔しいんですよね (2018年6月26日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年6月19日 22時

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