297話 朝 ページ28
降谷「どうかしたのか？」
A「いや…」
俺が作ったホットミルクを見ながらうつらうつらとしている
どうやらホットミルクのおかげで睡魔が襲ってきたのだろう
A「早く…アイツのとこ行って、作戦の…事聞かないといけないから…」
降谷「？アイツ？」
A「んー？気になんのか？」
降谷「べ、別に」
目を潤ませたAを見るのが耐えきれずフイッとそっぽを向いているとクスクスと笑う声が聞こええる
A「でも…教えれないよ、約束してるから…口止めされてるから」
カクンカクンと首を上下に動かすAを抱き上げベッドに移動すると腕の中で寝息を立て始めた
降谷「全く…俺じゃなかったら襲われてるぞ」
そっとベッドに下ろして布団を敷いて寝始める
報告も明日でいい、今日は早く眠りたい
そう思い、思い瞼を閉じた
ーーーーー
ーーー
ー
A「…あれ？」
朝になって気がつくとベッドの上にいた
しかも、そのベッドの下に布団を敷いてスヤスヤ眠っている降谷がいた
A「降谷のベッドを占領していたのか…」
申し訳なく思いベッドから降りて和式の部屋を出る
ギターが置いてあったが、多分緑川の奴が持ってたのと同じものだろう
A「うわっ…5時じゃん…仕事溜まってるのに、めちゃくちゃ寝ちゃった」
家には風那がいるしゼロの朝ごはんは問題ないだろう
だが、この状況を把握するのに1時間はかかるだろう
降谷名義の家で休ませてもらったからには何かお礼をせねば…そう思い勝手に冷蔵庫を開ける
中にはちゃんと食材などが入っている
いや、酒ないのかよ
てっきり、バーボンやらスコッチやらウォッカとかの酒があると思えばそれらの類がないのがアイツらしくない
A「仕方ない…コンビニでビールでも買ってくるか」
まだ早朝だがコンビニにビールぐらいは置いているだろう
だが……
A「鍵…どうすればいいんだ」
勝手に借りる事は出来ないし書き置きをして出て行ったとしても帰ってきたら鬼の顔だ
起きるまで待っておくしかなさそうだと感じた
5時に起きて何もせずにボーッとしていると部屋からガタガタ！！！と音がしてからドタバタと足音が聞こえてきた
あ、起きたかと思い振り返って見ると息を切らしてゼェゼェ言っている降谷の姿があった
A「…部屋でトレーニングでもしてたのか？」
降谷「ハァ…ハァ…ベッドにお前がいないからてっきりさらわれたと」
A「アホか」
その前に自分で誘拐犯倒してるわ
勝手に拉致させるなよ
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サッカーバカ(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！更新スピードが速いので、皆様にご迷惑をおかけしていると思いますが、これからもよろしくお願いします (2018年6月26日 21時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分も思います！(T-T)こんな男子いたら…！友達にそんな優しい人いないんですけどね (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - うんうん、いい子 作者さん頑張って下さい！ (2018年6月26日 20時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
けんP - 快斗くん凄く良い子…(´；ω；`) (2018年6月26日 20時) (レス) id: 20e1749555 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分もです、主人公達の行動とか書けなくて…めちゃくちゃ悔しいんですよね (2018年6月26日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年6月19日 22時
