291話 感情 ページ23
小五郎「いやー、しかし、鈴木財閥の別荘は相変わらずデケェな」
園子「もちろん!」
あの後、事情聴取をした僕達はそのまま園子ちゃんの別荘に招待された
蘭「でも大丈夫ですか?安室さん」
A「大丈夫だよ、さっきトイレから戻ったって連絡きたし」
僕と降谷は事情聴取をパスした
公安警察のゼロがホイホイ表舞台に出ていいわけがないからね
報告書は風見に任せるしかないようだ
小五郎「んじゃ、ビール飲むか!」
カシュッ!とプルタブを開けてゴクゴクのビールを美味しそうに飲む毛利さんを横目に僕は部屋に行く
A「頭いでー」
ボフッ!とベッドに横たわると包帯の巻かれた頭に手を置いた
この処置は降谷がしたもの
医者は診るだけで、後は全て降谷がしてくれた
A「……/////」
『好きだ』
膝枕をしてもらっている時に言われた言葉
あれは冗談だった…それでも
A(嬉しかったのに…)
ポロポロと涙を流しながら小さく嗚咽を出しながら枕に顔を埋めた
ガチャリとドアが開いてバッとドアを見るとコナン君が立っていた
コナン「Aさん大丈夫?頭痛いの?ご飯だから呼びに来たn「コナン君…!」え?!」
ボロボロ泣いている僕に駆け寄って来るコナン君に僕は助けを求めるように声を出した
ベッドの上で体育座りをしながら泣いているとコナン君はベッドの上に登って来た
コナン「ど、どうしたの!」
A「僕っ…!もう無理だよ!」
コナン「え?」
辛い…この気持ちに気付いたから
忘れたくなった
A「僕っ…安室を想うのやめる」
コナン「え!」
A「こんな辛い気持ちになるぐらいなら僕はこの感情に蓋をするよ…!」
コナン「え」
大泣きしながらコナン君に抱きつくとコナン君は無言で僕の頭を撫でてくれた
それがどうしようもなく心地よくて、優しくてまた涙が溢れた
ーーーーー
ーーー
ー
コナン「寝たのか…」
スースーと眠るAさんをベッドに寝かせて毛布をかけてやる
目には沢山泣いたというのがわかるぐらい腫れていた
コナン「…安室さんも罪作りな男だなぁ」
組織の一員であるバーボン
俺から見ていれば2人は両想いだ
時金家の時に2人ともお互いを想い合っていた
あんなに想い合って表に出していない、しかも好きだという感情に気づいていないのに俺は驚いた
やっとAさんは自覚したらしいけどバーボンの方が理解しているのかどうか定かではないが
コナン「…早めに気づかないとやばいよ…」
俺はそっと部屋を出た
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サッカーバカ(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新スピードが速いので、皆様にご迷惑をおかけしていると思いますが、これからもよろしくお願いします (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分も思います!(T-T)こんな男子いたら…!友達にそんな優しい人いないんですけどね (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - うんうん、いい子 作者さん頑張って下さい! (2018年6月26日 20時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
けんP - 快斗くん凄く良い子…(´;ω;`) (2018年6月26日 20時) (レス) id: 20e1749555 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分もです、主人公達の行動とか書けなくて…めちゃくちゃ悔しいんですよね (2018年6月26日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年6月19日 22時