284話 引っかかる ページ16
A「横溝警部、どんな鍵なんですか?」
横溝「遺体のポケットに入っていたこの鍵と同じだそうです…かなり細身なので排水口とかにも捨てられそうですが…見つかったという報告はまだ…」
小五郎「んじゃゴミと一緒に捨てたんじゃねーか?」
園子「ゴミなら私も蘭と出すの手伝ったわよ!」
と、後ろから話しかけたのは園子ちゃんだ
小五郎「そのゴミ、もう回収されちまったんじゃねーか?」
園子「高梨さんの車のトランクに載せただけよ!」
蘭「「持って帰って出すから」って高梨さんに頼まれて…」
小五郎「ならやっぱりそのゴミの中に鍵を…」
横溝「すぐに調べろ!」
「「はい!」」
だが、すぐに見つかるような場所に捨てるのだろうか…
安室「他に誰かに何かを頼まれたって事は?」
蘭「んーっと…琴音さんに「スポーツドリンクを冷凍庫に戻しておいて」って言われてそうしたけど…」
小五郎「スポーツドリンクを冷凍庫に?」
園子「凍らせて飲むのが好きなんだって!」
蘭「ホラ、石栗さんが部屋から出てこないって騒いでた時に、琴音さんが持ってたペットボトルの!溶けてきてたからまた凍らせたかったんじゃない?」
ペットボトル…
小五郎「…と見せかけてその中に鍵を…」
園子「鍵なんて入んないわよ!シャワーの後に冷凍庫から出したそのドリンクを少し飲ませてもらったけど、ほとんど凍ってたし…」
冷凍庫…ペットボトルのスポーツドリンク…
園子「そうそう、私達のラケットのグリップテープ巻き直してあげるって言われて…」
蘭「真知さんに預けたね…」
園子「真知さん、テニス店の店長の娘さんらしくてさ…」
蘭「ついでにラケットのガットも張り替えてくれたんだよね!」
コナン「…………」
なんだ?なんでこんなに引っかかって…
そんな疑問を頭の片隅に置いて僕は横溝警部の部下が戻ってくるのを待った
「横溝警部!」
「車の中に載せられたゴミの中に鍵らしき物は見つかりませんでした!」
横溝「そうか!」
「あと、冷凍庫に入っていたスポーツドリンクはカチコチに凍っていて…とても中に鍵が入っているようには…」
横溝「それでラケットの方は?」
「全員のラケットを調べてみたんですが、鍵のような物はどこにも…」
「ラケットといえば…遺体の下にあったラケットのガットが数カ所歪んでいたと鑑識から連絡が…」
横溝「ガットが?何で?」
「さぁ…」
数カ所歪んだガット…?
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サッカーバカ(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新スピードが速いので、皆様にご迷惑をおかけしていると思いますが、これからもよろしくお願いします (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分も思います!(T-T)こんな男子いたら…!友達にそんな優しい人いないんですけどね (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - うんうん、いい子 作者さん頑張って下さい! (2018年6月26日 20時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
けんP - 快斗くん凄く良い子…(´;ω;`) (2018年6月26日 20時) (レス) id: 20e1749555 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分もです、主人公達の行動とか書けなくて…めちゃくちゃ悔しいんですよね (2018年6月26日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年6月19日 22時