279話 好きと冗談 ページ11
安室「?頭でも痛いのか?」
A「いや、平気だから…ゼロの事頼んでもいいか?」
安室「え?あ、はい」
そっとゼロを安室に託してクッションを抱きしめてコナン君の肩に顔を埋めた
赤くなった顔を隠しながら心臓を黙らせるのに必死になった
コナン君が石栗さんの部屋で寝ると言って10分
僕もコックリとなりながら目をこすった
僕も石栗さんの部屋で寝ればよかったな
「眠いんですか?」
A「うん」
「僕の膝を使いますか?」
A「いい…痺れるだろ?」
僕の頭を優しく撫でる降谷に提案させた事を断るが無理やり膝枕をさせられた
A「お、おい!「黙って寝てろ…」急に降谷モード入るなよ…」
誰が見てるかわからないんだぞ?ともごもごしながら言ってやると手をギュッと握りしめられた
ポカポカとする手にさらに眠気が誘われる
安室「いいから寝てろ…お前、変にやせ我慢するから」
A「無駄に体温高いガキに言われたくねーよ…人間湯たんぽ」
安室「お前はそんなに僕にいじめられたいのかな?」
A「待て待て、安室と降谷をごちゃ混ぜにするな、めちゃくちゃ怖いんだよ」
グググと頭を鷲掴みされながら必死に抵抗するが怪力ゴリラに敵うわけもなく…
安室「はぁ…いいから寝ろ」
A「うーー、お前に負けるなんて「…いいから」ひっ!」
耳元で囁かれ変に肩がびくりと動いた
ばっと降谷の方を見るとドアップの顔があった
鼻先が触れるぐらいの近さ
A「バッ!近っ「好きだ」へ?/////」
安室「フッ…」
A「あ、あの、それは本気「冗談だが?」あ、そう」
期待した僕がバカだった
なんか、1人で舞い上がっていても虚しいよな…
僕は腕で目元を隠しながら眠りについた
隠した理由は…
A(ひどい顔してるもんな…見せたくねぇよ)
泣きそうになった顔を見られたくないからだ
安室side
『好きだ』
安室「…………」
自分で言った言葉に驚いた
無意識のうちに口が動いていた
本心から来たのか、それとも冗談で言ったのか…自分でもわからなかった
安室「好き……か」
目元にある腕をそっとどかすとAの目に一粒の涙が浮かんでいた
それほど頭が痛かったのか、俺の言葉に冗談だと聞いてショックを受けたのか…どちらかは本人しか知り得ない事実
安室(泣かせたのか…)
やりきれない気持ちに頭を撫でてやることしかできない自分に嫌気がさした
安室「ごめんな…」
軽く、優しくAの目元にキスを落とした
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サッカーバカ(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新スピードが速いので、皆様にご迷惑をおかけしていると思いますが、これからもよろしくお願いします (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分も思います!(T-T)こんな男子いたら…!友達にそんな優しい人いないんですけどね (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - うんうん、いい子 作者さん頑張って下さい! (2018年6月26日 20時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
けんP - 快斗くん凄く良い子…(´;ω;`) (2018年6月26日 20時) (レス) id: 20e1749555 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分もです、主人公達の行動とか書けなくて…めちゃくちゃ悔しいんですよね (2018年6月26日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年6月19日 22時