第14話 異変 ページ16
「うおおおおッ！！」
染岡は白恋の守りをもろともせず、そのまま勢いよく吹雪とぶつかろうとしていた。
だがそんな染岡を見ても吹雪は怖がるどころか好戦的なようだ。
どこか余裕そうな笑みを浮かべ立ちはだかる吹雪。なんとなく危機感を感じたAは染岡を呼び止める。
「染岡くん！正面から戦っちゃダメだ！！」
「俺に指図するんじゃねェ！そこで見てろ！」
ダメもとで呼びかけてみたが止まる気配はないようだ。
「うぉおおおお！！」
「…アイスグランドッ！」
Aの予想通り、猛突進してくる染岡を吹雪が必殺技で華麗に打ち破ってしまった。
「すごい…！」
「なんてディフェンス能力だ…」
思わぬ吹雪の能力に感嘆する雷門たち。
その後も染岡たちの猛攻撃を凌いでみせる吹雪であったが、吹雪が攻撃に転ずるタイミングである異変が起こった。
「………出番だよ」
「…ッ！？」
吹雪がマフラーに手を当てながら、そっと何かを呟いた。
途端に変わる吹雪の目の色に、Aはいち早く反応した。
染岡はそんな吹雪の異変に気付かずお構いなしに突っ込むが、吹雪の波動によって吹き飛ばされてしまう。
『なんと！スライディングしにきた染岡を簡単に弾き飛ばしたァ！！』
「ッフ、この程度か！？甘っちょろい奴らだぜ」
「…なに！？」
文字通り目の色が変わった吹雪に驚く雷門たち。
吹雪に吹き飛ばされ、転倒してしまった染岡に駆け寄るA。
「染岡くん！大丈夫か？」
「あぁ……吹雪の野郎、いきなり雰囲気が変わりやがった…」
「…………いや、あれは雰囲気が変わったというより…」
「なんだ？」
"まるで吹雪士郎ではない誰か"とAが言い掛けたところで、白恋中が得点したホイッスルが鳴り響いた。
なんと吹雪のシュート技、"エターナルブリザード"が円堂のゴッドハンドを破ったのだ。
『吹雪の必殺シュートが雷門ゴールに炸裂ー！！なんと、先制したのは白恋中だァー！！』
「すごい…」
「スーパーディフェンスに素晴らしいシュート力…噂以上のプレイヤーだ…」
吹雪の力に圧倒される雷門たち。
Aの隣にいた染岡は、悔しそうに円堂の守っていたゴールを見つめる。
「…………どんなにシュートが凄くても…豪炎寺の代わりはいねぇんだ」
そう呟きながら立ち上がる染岡。Aはそれを聞いてぐっと眉をしかめた。
帰ってこない彼に執着したって、現実は何一つ変わらないのに。
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あ(プロフ) - 尊都さん» 尊都さんコメントありがとうございます😳そう言って頂けて嬉しいです；；本編の方にもバレンタインの話みたいな恋愛描写もう少し入れていきたいですね〜 (2月19日 11時) (
レス) id: 6fef9200f8 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 司令塔タイプのイケメン大好きです🥺バレンタインのお話も最高でした💖お気に入りに追加しました！続き楽しみにしてます！✨ (2月18日 23時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - リポポプさん» リポポプさんありがとうございます~！気に入っていただけたようで嬉しいです🥺✨今どき無印の男主作品見てくれる方ってすごく貴重なので二度もコメント頂いちゃって感無量です、、🙇 (2月15日 12時) (レス) id: 6fef9200f8 (このIDを非表示/違反報告)
リポポプ - バレンタインストーリーありがとうございます😭😭素敵なお話すぎて心がときめきます、、、風丸さんとの絡み大好きです🥰🥰 (2月14日 16時) (レス) @page35 id: 35e98c7eb3 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - あさん» おけですよ！！あの、あさんのボードに返事送りましたのでボード返事待ってます。 (2月9日 12時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ | 作成日時：2024年1月24日 6時
