第13話 吹雪の実力 ページ15
吹雪たちと話をしていたという瞳子監督が戻ってきた。
吹雪士郎の実力を見るために、白恋中と練習試合を行うというのだ。
急いで試合の準備をするためフィールドに集まる一同。
気合いを入れる雷門サッカー部だったが、染岡だけは険しい顔をしていた。
(誰も豪炎寺の代わりにはなれないんだ…)
志半ばで抜けて行った豪炎寺を思うと、とても吹雪をストライカーとして迎えることはできない。
吹雪を睨みつけながら、染岡はベンチを後にしフィールドについた。
「……」
そんな彼の背中を心配そうに見つめるA。
染岡の豪炎寺への執着を解くことは、一筋縄では行かないだろう。
吹雪士郎がうまく雷門のストライカーとして馴染んでくれればよいのだが…。
『さぁいよいよ始まります！雷門中対白恋中の練習試合！』
どこからともなくやってきた角間が実況席から1人叫んだ。
準備ができた雷門と白恋の面々は、自身のポジションに続々と並んでいく。
そろそろ試合の幕開けのようだ。
配置についた雷門だったが、そこには白恋のフィールドで目を疑う光景が広がっていた。
「…なに！？あの野郎、DFにいる…！！」
「吹雪くんはFWじゃなかったか？」
なんと、ストライカーである吹雪士郎はFWよりも遥か後方の、DFに位置していたのだ。
前情報とは違うポジションにAも目を見開く。
DFでシュートを打つ選手なんてあまり聞いたことがない。
「何か考えがあるのかな…面白いね。やってやろうよ」
「そうだな！Aの言う通り、面白くなりそうだ！」
今までにない状況にワクワクするAと円堂。
どうやらサッカー好きの血は争えないようだ。
各々が準備できたところで、古株が試合開始のホイッスルを響かせた。
『さぁ鬼道のキックオフで試合開始！』
鬼道と染岡のツートップがボールを進めていく。
「染岡くん、そのまま鬼道くんと左サイドへ…って、ちょっと！！」
「うるせー！どけェ！！」
「あちゃぁ…」
司令塔として、染岡へプレイの指示を出したAだったが今の染岡にはそんなもの必要なかった。
Aを無視して前線へと上り詰める染岡。
今の染岡は、気に入らない吹雪を叩きのめすことしか頭にないようだ。
Aは染岡を動かすことを諦めて、彼のバックアップに回ることにした。
『染岡！強引に白恋のDFを突破！そのまま吹雪に向かっていく〜！！』
「…そういう強引なプレイ、嫌いじゃないよ」
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あ(プロフ) - 尊都さん» 尊都さんコメントありがとうございます😳そう言って頂けて嬉しいです；；本編の方にもバレンタインの話みたいな恋愛描写もう少し入れていきたいですね〜 (2月19日 11時) (
レス) id: 6fef9200f8 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 司令塔タイプのイケメン大好きです🥺バレンタインのお話も最高でした💖お気に入りに追加しました！続き楽しみにしてます！✨ (2月18日 23時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - リポポプさん» リポポプさんありがとうございます~！気に入っていただけたようで嬉しいです🥺✨今どき無印の男主作品見てくれる方ってすごく貴重なので二度もコメント頂いちゃって感無量です、、🙇 (2月15日 12時) (レス) id: 6fef9200f8 (このIDを非表示/違反報告)
リポポプ - バレンタインストーリーありがとうございます😭😭素敵なお話すぎて心がときめきます、、、風丸さんとの絡み大好きです🥰🥰 (2月14日 16時) (レス) @page35 id: 35e98c7eb3 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - あさん» おけですよ！！あの、あさんのボードに返事送りましたのでボード返事待ってます。 (2月9日 12時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ | 作成日時：2024年1月24日 6時
