ふれんちとーすと! ページ4
「おぉー、じゃくらいさん、やるなー?まぁしかたがないよな!Aにくっついてると、あたたかいしぽかぽかするんだもん!」
愛されてる。
私……こんなにも、愛されてるんだ…………。
泣けてくるね。
「そっか……嬉しいなぁ、でも…………これだと、フレンチトースト作れないから、少しだけ、どいてもらってもいいかな?」
「あぁ!」「うん。」
快く、OKしてくれた。
断られるかと思って、ちょっと心配だったのだけれど。
一郎君は、びょーんっと大ジャンプを。
「みぃっ!!」
「……すごいなぁ、いちろーくんは。わたしも……できるか、なっ!?みみみみみぃっ!?!?」
それを見た寂雷さんは真似をしようとして失敗し、膝の上からころころところがっていった。
あまりにも微笑ましい光景だった。
目の保養。
視力が回復しそうだよ。
私は立ち上がって、今度こそキッチンへ向かった。
「フレンチトースト、ね……。あんまり作らないから、失敗しそう。まぁ…………大丈夫でしょ、多分!」
そう言い切ると、私は棚からちょうどいい大きさのお皿と泡立て器をとり、まな板の上に置いた。
「……あ、卵と牛乳、冷蔵庫の中だ。」
なんでさっき気づかなかったかな……。
私はもう一度部屋に戻り、卵と牛乳を取りに行った。
「……あ!Aー!どうしたんだ?」
私の訪れにいち早く気がついたのは、やはり一郎君だった。
2匹とも、大人しく、おしくらまんじゅうをする形で固まっていたようだ。
か わ い い
「あぁ。牛乳と卵を取りに来たんだ。それがないとただのパンになっちゃうからね。」
「……たまご。ぎゅうにゅーだけでは、できないのかい?」
「うん。それだと、牛乳ひたしパ…………いや、うん。なんでもない。」
そんな名前のスクイーズあったなぁ。いい匂いなんだよね、あれ。
と、聞くだけで和むような会話をしながら牛乳と卵をゲットし、無事にキッチンへと帰ってきたのだった。
「えと、お皿に牛乳と卵と砂糖を入れて、泡立て器でかき混ぜる、と。」
この作業だけで、凄く甘い香りが辺りに漂う。
そして、もう、部屋まで香りが届いているのか、微かに、
「み、みみ、なんか、あまいね?」
という声が聞こえる。
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ちろる - お久しぶりです!受験に忙しい中の更新読みました!いつまでも待ってます!受験頑張って下さい! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 3c75771076 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - かがやくみどりむしさん» なるほど!バスタブ...確かにそうも短縮出来ますね(^_^; 勘違いしちゃってすみません(--;) (2019年6月4日 3時) (レス) id: 7a6c5f70fe (このIDを非表示/違反報告)
かがやくみどりむし(プロフ) - 時雨さん» ひみゃ〜……ごめんなさいぃ、それ……あの、私、Buster Bros!!!のこと、バスブロというよりバスタブって言った方が好きなので……そう表記しちゃってるだけで……!ご指摘、ありがとうございます。 (2019年6月1日 21時) (レス) id: 166c243621 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - P28【あだなきめ!】で、じろの渾名を決めたあたりで、バスブロがバスタブになっちゃってます...:( '-' ): (2019年5月30日 18時) (レス) id: 7a6c5f70fe (このIDを非表示/違反報告)
ちろる - かがやくみどりむしさん» そうだったんですね!そのアイディアはとても素敵です!もう夢にでて来たときに言ってもらいたい聞きたい、故に夢がみたいです!とっぽBD企画、可愛すぎて癒されます! (2019年5月24日 22時) (レス) id: 3c75771076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かがやくみどりむし | 作成日時:2019年3月1日 21時