おへやだー! ページ17
「Aー!もってきたよー!これー?」
二郎くんが、三郎くんと一緒にシルバニアのおうちを持ってきた。
二郎君、なんだか余裕ぶって、片手で持って、もう片方の手で鼻を擦ってる。
両手で持ってる三郎くんは、それを凄く嫌そうな顔で見つめていた。
は?かわいい。
「…………じろう。あんまかっこつけないでよ。ていうかかたてでもたないでってさっきもいった!おとしたらどうすんのさ?」
「そういうなって、さぶろ!なんだかんだいってここまでぶじもってこれたんだからいいだろっ!……んで、それよりも、A!どうすんの?これ!どうやるのー?」
二郎くんがぴょんぴょん飛び跳ねる。
「みぃっ!?あ、あぶないって、じろう!!あんまあばれんな!」
確かに……ちょっと危ないな。
「とりあえず、そのおうち、降ろして貰えるかな?…………うんうん、ありがとう。じゃあみんな、一旦もちになれるかな?」
と、言うと、みんな何も言わずにもちになってくれた。
もちになると、みんなの元の大きさの半分くらいの位置からそれぞれチーム色の着いた煙を出して、空中に登場した。
空中に。
「みぁあっ……え?ひゃぁっ、みぃぃぃ!?!?」
勿論、空中を浮遊出来るはずもないので、抗う術も無く落ちていった。
ぽよんぽよんと2、3回バウンドしてそれぞれが地べたに降りた。
「いたあ…………いや、べつにそんなにいたくもないけど……。んで、A!つぎはつぎは??」
二郎くんが懲りずに何度も何度も飛び跳ねる。
「うん。じゃあまず、そこの扉から入れるか、やってみてくれないかな?」
「わかったー!!いくぜーー!!」
と、二郎くんはぴょこん、ぴょこんとカエルみたいに飛び跳ねながら(多分本人からするとスキップなのだと思う)扉の方へ向かっていった。
二郎くんは扉の前へつくと、薄くてぺろぺろした小さなお手手を扉の隙間に挟んで、器用にくいっと扉を後ろに開けた。
「んじゃ、はいるよ!」
さっきのようには飛び跳ねず、ゆっくりとおうちの中へ入って行った。
「……はいれた!やったー!」
……よかった。扉、少し小さいから、詰まっちゃうかなって思ったけど……なんとか難なく通れたみたい。
「うん、よかったよかった。今日から、そこがみんなのおうち……というか、お部屋だよ。中に一応タオルとかは入れておくけど、好きに使っていいからね。」
このお部屋、これからどうなっていくのか。すごく楽しみだな。
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ちろる - お久しぶりです!受験に忙しい中の更新読みました!いつまでも待ってます!受験頑張って下さい! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 3c75771076 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - かがやくみどりむしさん» なるほど!バスタブ...確かにそうも短縮出来ますね(^_^; 勘違いしちゃってすみません(--;) (2019年6月4日 3時) (レス) id: 7a6c5f70fe (このIDを非表示/違反報告)
かがやくみどりむし(プロフ) - 時雨さん» ひみゃ〜……ごめんなさいぃ、それ……あの、私、Buster Bros!!!のこと、バスブロというよりバスタブって言った方が好きなので……そう表記しちゃってるだけで……!ご指摘、ありがとうございます。 (2019年6月1日 21時) (レス) id: 166c243621 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - P28【あだなきめ!】で、じろの渾名を決めたあたりで、バスブロがバスタブになっちゃってます...:( '-' ): (2019年5月30日 18時) (レス) id: 7a6c5f70fe (このIDを非表示/違反報告)
ちろる - かがやくみどりむしさん» そうだったんですね!そのアイディアはとても素敵です!もう夢にでて来たときに言ってもらいたい聞きたい、故に夢がみたいです!とっぽBD企画、可愛すぎて癒されます! (2019年5月24日 22時) (レス) id: 3c75771076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かがやくみどりむし | 作成日時:2019年3月1日 21時