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＿＿＿＿＿ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
愁平｢ ...ん、 ｣
携帯のアラーム音で目が覚める。
そういや昨夜、あのまま寝ちまったのか...。
愁平｢ A...？ ｣
返事がない。
慌てて飛び起きて、部屋中探し回る。
愁平｢ ...愛想尽かされたか、 ｣
なんて柄にもないこと考えて。
ふらふらと 普段使わないキッチンまで行くと、
朝飯と弁当が置いてあった。
その横にはきれいな字で手紙が書いてあった。
＿＿___ 愁平へ
今日、仕事だって言ってたから
起こさず出てきちゃいました。ごめんね。
朝ごはんとお弁当作ったから食べてね。
あと、ちゃんとしたご飯食べること！
次来たとき、冷蔵庫になにも無かったら
人参料理コース作るからね！(笑)
昨夜はごめんね。
でも、今好きなのは愁平で、それだけは信じてほしいの。
ほんとは直接伝えたかったんだけど...。
次会うときはちゃんと言うから。
じゃあね、また連絡してね。
＿＿＿＿＿＿ from . A
愁平｢ ...まじで馬鹿じゃん、俺 ｣
こんなに俺のこと想ってくれてるのに。
嫌いな人参料理だって、お前が作ったのならなんでも食うし。
元彼がなんだってんだよ。
みっともねぇぐらい嫉妬して、嫌がってんのにあんなことして。
なのにこんな俺のこと好きだって言ってくれる。
...だめだ、会いたい。
でも、今会いに行ったら絶対あいつは仕事に行けって言う。
しゃあねぇ、今夜電話するか。
Aが作ってくれた朝飯食って、
弁当持って、家を出た。
次会えるまでどんくらい？
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作者名：ｺ ｺ ﾊﾞﾝ ﾋﾞ。 | 作成日時：2016年12月27日 2時
