おもちゃ箱【×ym】 (ページ8)

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どうやら、彼らは、近くの男子校のトップを張ってる2人組らしい。

「俺、山田涼介って言います」

「僕、知念侑李です」

簡素な自己紹介を終えた2人をマジマジと見つめる。

そんな、俺に気づいた山田は睨みをきかせ

「おい、あんた。いくら、俺らより強かったって、ちねんに手ぇ出したらタダじゃ済まさねえぞ」

ドスの低い声で脅してきた。

「有岡くん、やめなよ？さっきのパンチもだいぶ威力あったし…まずいよ」

悪いけど、耳打ちしてくる髙木と牽制してくる山田の言葉なんて耳に入らない。

「まじで、可愛いな…。
俺、超タイプなんだけど、君みたいな子！」

ばっ、と手をとると目の前の彼は驚いて目を見開いた。

「な、な…っ、お、俺っ？」

「うん！_______________やまだ、超可愛い！！」

そう言えば、白い肌を赤くさせ、目をそらす。

「や…あの、ちょ…っ、……ちょ、ちょっと！」

踵を返した山田は、知念の手を取って少し離れた所でコソコソ話し始めた。

…何言ってるか聞こえないな。

「ち、ちね…っ、俺、初めてなんだけど、人に告白されたの！」

「うそだよ、涼介。いっつも皆してるよ、気づいてないだけで」

「どうしよう…、俺の事好きなんだって…。皆、知念にしか興味ないと思ってたけど…。
俺のこと好きになってくれる人がいるなんて…！」

「何回も言うようで悪いけど、いっぱいいるからね？涼介のことが好きな人なんて。」

「とりあえず、でーとしてくる…！」

話し終えたらしい2人が戻ってくると、知念は髙木の手を取ってどこかへ行ってしまった。

「ごゆっくり～。涼介のことよろしくぅ」

小さく手を振って遠ざかる知念。

「え、っと有岡…、喫茶店でも…行かない？」

可愛らしく頬を染めて、こてんと首を傾げる山田。

きゅーん！！と心臓が音を立てて跳ねた。

ツッパリでも恋ってするんだなぁ…。

有岡大貴、今日から〖この可愛い子を守るため〗に、ツッパる！！

今日から俺は！ fin.

―――

最近、某ツッパリ君たちのドラマにハマっていまして、書いてみたはいいけどまとまりがなかった←

これは伊藤くんと京子ちゃんをイメージしてます笑

彼らほどバカップルではないにしろ、ありやまちゃんたちもそこそこのバカップルですので、ピッタリです

ちなみに、髙木さんと知念さんですが彼らは付き合いません

このバカップルありやまちゃんたちをサポート、牽制する、役割です笑