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ページ40

有岡side


有「じゃあ、入るよ?」


俺は山田にそう声をかけて

入口を開けた


ちなみに声をかけた山田はビビりすぎて返事はなし笑

ずっと俺の手を強く握りしめている





ここに来てなんだかかわいそうになってきたので

謝罪の気持ちと、俺がいるよって安心させるために

いつもより小さくなってしまっている山田の頭をぽんぽんと撫でた


気のせいかもしれないが、山田の耳が少し赤くなった気がする






足を1歩教室に踏み入れた瞬間



ぎゅうっと手を繋ぐ力が強くなる

教室の歩く幅は狭くて2人で横並びでは通れないので縦並び

必然的に山田が後ろになる




相当怖いのか、俺の手を握りしめ

しかも

俺のワイシャツもぎゅううと握りしめている



だから
俺と山田の距離は今、相当近い

ほぼ密着状態





·····やばい、これお化け屋敷どころじゃねえぞ



心臓が別の意味でどきどきしている

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作者名:海月 | 作成日時:2019年10月10日 18時

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