検索窓
今日:28 hit、昨日:52 hit、合計:111,071 hit

ページ34

有岡side


文化祭当日



ぐああーーー!緊張してきた·····っ!!




不良のことばっかり考えてたけど
俺、劇も出るんだったあ!!!!



山「大ちゃん、頑張ってね!俺応援してるからね!!」


にこっと笑う山田




その笑顔を見ると、

きゅうっと胸が苦しくなる


……?なんだこれ

胸の痛みには気づかないふりをして山田にお礼を言う

有「ありがとな、頑張るぞおおお!」







『次はロミオとジュリエットです。』


館内に放送が流れ、俺たちの舞台が始まる



今日も綺麗にドレスアップされた知念が出ていくと観客席からは歓声が上がる



知「ロミオ様……っ!!」


たくさん練習したあの場面


まっすぐ俺に向かって手を伸ばす知念

俺もその手を掴むように、手を伸ばす


知念の大きな瞳をみつめていると、ふと山田に言われたことを思い出す


『ラブシーンは好きな人を想って演じるといいんだって』


好きな人……


俺の好きな人は…………_______________



ふっと目を閉じてもう一度開けば目の前には……



山田……?


な、んで……山田が……?



もう一度目を閉じれば、目の前にはちゃんと知念がいる




知「大ちゃん、大丈夫……?」
小声で聞いてくる知念
その声にハッとして小さく頷いた





なんで山田が、とか考えるのはあとだあと!!



今はとにかく劇に集中しないと……っ!!

海月です→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
285人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:海月 | 作成日時:2019年10月10日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。