・ ページ22
有岡side
知「ごめん、実はさっき足くじいちゃったみたいなんだ。でも劇はちゃんと出るし、迷惑はかけないようにするからよろしく」
そう言ってペコッとお辞儀する知念
そういえばさっきはドレスを着ていてわからなかったけど、制服に戻った知念を見ていると足をひょこひょこさせて歩いている
ああ、俺が下にいたのになんで受け止められなかったんだろう
知「大ちゃんのせいじゃないから、気にしないで」
顔に後悔が滲んでいたのか、知念に慰められる俺
情けねえ........
中「でも、知念の足が心配だし今日のリハーサルはここまでにしよっか」
中島監督のかけ声でリハーサルは解散になった
放課後
有「山田〜、俺のセリフ練習付き合ってくれねえ?」
いつものように教室に行き、山田に練習を頼む
山「あ、大ちゃん、ごめん!今日、知念のドレスを縫い直さなきゃいけなくて光くんと残るの........」
だから、練習できないや、と言ってごめんね?と謝る山田
有「いや、俺こそごめん。そうだよね、山田のとこも大変なんだもんな」
じゃあ今日はおとなしく帰るか〜
たまにはゆっくり休む日もあっていいと思うし、うん
山田は俺のことをじっとみつめ、なにか考え込んだかと思うと
ばっと、顔をあげた
山「ねえ、大ちゃん!!知念のこと送ることできない?」
へ?
山「ほんとは俺が送ってこうかと思ったんだけど、光くんの手伝いで残らなきゃいけないし」
だから。ね?
と、コテンと首を傾げて俺をみつめる山田
山「ついでに、文化祭の約束も取り付けちゃいなよ」
コソッと耳打ちして、
じゃあね、頼んだよ!と言って去っていく山田
有「あ........!!」
まさか、こんなことになるなんて........!!!
っていうか知念と帰ったら、ドキドキしてゆっくり休む日になんてならないんですけど!!!!!?
でも、帰らしてもらいますけどね!!!!!
285人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海月 | 作成日時:2019年10月10日 18時