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有岡side


次は山田が行きたいと言ったクレープを食べに行く




このお昼時食品を販売してる店はただでさえ混むのに

クレープ屋をやっているクラスの前の廊下は特に来校者や在校生で大混雑



有「すんげえ行列!」
山「なに食べようかなぁ〜」

可愛いメイドの衣装を着た女子がメニューを配っていた


「メニューこちらになりますー。」

そう言って俺らの手元にもメニューがまわってきた



開いた途端、

目をきらきらさせてメニューをみつめる山田



山「ねえっ大ちゃんっ!イチゴクレープある!!」

なんて、振り返ってわざわざ報告してくるもんだから可愛くって仕方ない


尻尾があったら今絶対フリフリしてるんだろうな、なんて考えて愛おしさが込上げる


有「そっか、よかったな笑
俺にも見して〜」


山田と一緒に覗き込めば、美味しそうなクレープの写真がズラリ


思わずヨダレが出てきそうなほど美味しそうな写真をみつめていると


山「あ、でもこれも美味しそう·····。だけどイチゴも捨て難い·····」

横から山田のぶつぶつ、つぶやく声が聞こえる


有「ん?山田どれ食べてえの?」
山「んっと、俺これかこれで迷ってるの·····」

そう言ってメニューを指さす山田

有「じゃあ、半分こしない?」



そう提案するとまたも目をきらきらさせて

今度はクレープではなく俺をみつめる山田

山「いいのっ?」



聞き返す山田にこくんと頷く



有「うん、半分こしよ?な?」

山「うんっ!!ありがとう大ちゃんっ!んふふ」



セーターの袖が萌え袖になっているまま

口もとに手を当てて笑う山田は最高に可愛かった

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作者名:海月 | 作成日時:2019年10月10日 18時

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