恋すればもっと【arym】 (ページ9)

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チャミスル飲もうよページ9

ym side
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ライブツアーも終盤に差し掛かり、福岡公演の1日目の夜、みんなでご飯に来た。

だいちゃんの隣に座れたらいいなって思って、移動中だいちゃんに話しかけようとしたけど、当の本人は知念といのおちゃんとの会話に夢中。
割って話すほどのことでもなかったから、店に着いてからでもいいや、と思って俺は浮かしかけた腰を下ろした。

でも、店に入るまでもだいちゃんは色んな人に話しかけられていて、俺がだいちゃんと話す暇なんかなくて。
そのまま、個室に入った流れで席順が決まったもんだから、俺とだいちゃんは全然全く別のテーブルになってしまった。

だいちゃんとお話しながらご飯食べたかったな

.....なんだか、俺ばっかりだいちゃんのこと好きな気がする。

寂しさが、酒のスピードを早くする。

「山田、あんまり呑みすぎるなよ」

雄也が声をかけてくれるけど、「んー、」と返事にならない返事を返して、隣に座る裕翔にお酒を強請った。

いつの間にか、お店に残っているメンバーは少なくなってて、俺のことを心配してた雄也はいのおちゃんと先にホテルに戻ったらしい。
裕翔はまだ隣にいてくれていて、心配そうにお水を渡してくれる。

俺はといえば、いつもよりハイペースで酒を飲んだから、体も頭もフワフワしてる。

「ゆうと〜お酒美味しいねぇ」
「涼介、もう飲まない方がいいよ」
「んーんっ！まだまだ飲みたぁい！」

「...やまだ、ホテル戻るぞ」

俺が裕翔に抱きつくと同時に、別のテーブルにいただいちゃんが俺の腕を引いた。

いつもより声が低いだいちゃんに怖くなった俺は「嫌だ」と抵抗を見せる。そんなことにも苛立ったのか、俺の腕を引いて無理やり席から立たせただいちゃんは、マネージャーに帰る、と告げた。