苦くて甘い 甘くて苦い【JUMP×ym】

＊ ページ23

有岡side



山田はどんなときも色気を振りまきすぎだから
衣装は可愛めにしたつもりだったのに。



寝室で見た山田は予想以上にえろかった。


俺の配慮はまるでもって無駄足だったようだ。


惜しげもなく出された真っ白な太もも

胸元が大きく開いて鎖骨は否応なく見せつけられ

頬を赤く染め、恥じらいながら俺を見てきて

その全てが俺を興奮させる。




想像を絶するえろさに驚き、しばらく動かなかった俺を山田は勘違いしたのか、

山「……んだよ、似合わないことくらい分かってただろ」

有「ばか、違うよ！
おまえがえろすぎて固まってただけだよ！」

山「えろ？」

何言ってんだ、と不思議そうな顔で見られるが

お前が思っている以上に我慢してんだからこっちは。



山「いーよ、我慢しなくても……」

有「え？」

山「声漏れてるからな、大ちゃん
その……俺だって……こういうことになると思ってたし……っ」


沸騰しちゃうんじゃない？ってくらいに顔を赤くさせる山田。


山「ね、大ちゃん……お菓子なんていらないから大ちゃんをちょーだい？」



くいっと腕を引かれれば


広がる視界のなかには山田しかうつっていなくて。









そのままお菓子以上に美味しいものを食べたなんて、






俺らだけの秘密。








fin.

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