苦くて甘い 甘くて苦い【JUMP×ym】

arym ページ19

山田side


素直になりたい。


JUMPの彼女組での女子会の時。

伊「山田は大ちゃんに素直になればいいんだよぉ」

知「そうそう、いっつもブスとか言ってると大ちゃん離れてくよ？」

なんてコテンパンに言われた俺。


たしかに、他のメンバーより大ちゃんに対しての当たりが強いのは自覚済み。

だけどそれも愛情表現で、大ちゃんもそれをわかってくれていると思ってた。







有「ごめん、俺山田の気持ちが最近わからなくて........。しばらく会うのやめよっか」





でもそれは所詮独りよがりの考えで、

大ちゃんの優しさに甘えていただけなんだ、と彼が離れてから気づく俺。




真っ暗な部屋で1人ベッドにうずくまり大ちゃんに思いを馳せる。



ぽろぽろと涙が零れ落ちて。

グレーのスウェットは涙で変色していた。



大ちゃんにブスなんて言ってたとき、大ちゃんはいつも傷ついていたのかもしれない。

こんなふうに泣いていたのかもしれない。


思ってないのに、大ちゃんのことブスだなんて…。

でも俺は素直じゃないから........。




そんなのただの言い訳だってわかってる…。

山「ふっ........ぅ、ふぇっ、ぅくっ........」

ごめんね、ごめんね大ちゃん。


こんな俺だけど大ちゃんのこと大好きなの。




素直になりたい。


ううん、ならなきゃだめだ。



もう遅いかもしれないけど、



大ちゃんのこと大好きなんだって伝えなきゃ…。

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