ふーん ページ7
潔「いてっ!」
今目の前にいる双葉をはやした彼は廊下でただ単に転んで怪我したらしい。
なんともスポーツ選手ならざる醜態。と言いたいとこだが今朝私の仕事を手伝ってくれたのでなしとしよう。
こう見えて私は常識のある女神なのだ。
「若い子を見てると自分が虚しくなってくる、、」
独り言のつもりで呟いたコレはどうやら聞こえていたらしい。
潔「そうですか?」
「そりゃそうだろ、28のヤニカスババアと今を生きる青年。
君たちが芝生で走り回っている姿を見るとなんて言っていいかわからなくなる。」
潔「Aさんはババアというよりお姐さん?って感じがしますけど、、姉貴分?って感じで、、」
「は、、、」
この年でお姉さんと呼ばれるとは思わなかったせいかどんな顔をすればいいのか分からない。
潔「いや、、!別に!変な意味ではなくて!」
「、、ふっ、、アハハ!」
手をぶんぶんと振り回す姿が面白くてつい笑ってしまった
潔「へ、、///」
「別になんも思ってねぇよ!ただ言われたことがないこと言ってきたから対応に困っただけ!
ありがと、特に気にしてるわけじゃなかったけどそれ聞けてよかったわ!」
潔 世一普通に良い奴認定
ーーーーーーーーー
「じゃ、またな」
「今度はサッカー以外で怪我すんなよ〜」
潔「分かってますよ!」
余計なお世話だと言わんばかりの顔に年相応だと感じる。彼が世界一のストライカーに、、、。
今はまだ分からないけれど彼の中にエゴが存在するならば。
私は彼に賭けてもいい。
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作者名:元イワシ雲 | 作成日時:2023年1月28日 20時