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「しゃがめ」
凛「あ"?」
「頭撫でるからしゃがめって言ってんだよ」
そう言うと渋々屈んでくれた。
わしゃわしゃと頭を撫でてやると嬉しかったのか少し目を細め頬を緩ましている。
見えないとでも思っているのだろうか。
「弟、糸師がよかったな」
「じゃ、帰るから、体調管理しっかりな」
凛「まて、」
「ん〜?」
凛「凛」
「ん?」
凛「だから、、凛って呼べ」
途端私の口角が上がる。
「冴と違って懐きやすいのぉ、可愛いのなんの。」
「またな、凛」
凛「試合見に来い」
「気分」
手を振りタバコの準備をする。
話すとスタミナ切れるね、こういう時にタバコなのだよ。
この前?てかさっき言ったろ?ノエルノアと面識があるって。
そうなればそりゃ日本のスポーツ選手の手当だとかなんだとかを担当するのも私がするわけよ。
私が優秀だから。
さっき話した通り、腕は1人前って訳よね、分かる?
てことはこの馬鹿げた企画もなんでか私が行くことになるってことなんだけど馬鹿げた企画ならばもっと良い奴いただろ。
確か費用がカツカツなんだっけか?
まぁこの施設どちゃクソでけーもんな。
なんで作ってる最中にニュースとかされなかったんだよ、
そりゃね、10カートンだぜ?
私は5カートンでもここに来てたな。サッカー嫌いじゃないし。
ちなみに座右の銘は人の金最高。
座右の銘でもなんでもないな。ま、置いといて。
こんなにも仕事少ないもんなんだな
回る椅子でずっとぐるぐるしてる。
「家帰りでてぇー」
切実に、
ブチッ
モニターが着く。
絵「そんなに暇なら買い出しにでも行ってこい」
「どーせあれだろ?あんたの焼きそばとかラーメンだろ、インスタントの」
絵「ご名答。そうと決まれば早く行ってこい」
「何も決まってねーよ」
ま、いーか、
暇なのは本当だし。
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作者名:元イワシ雲 | 作成日時:2023年1月28日 20時